アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

独自技法追究(第91回旺玄展出品作含む)その7

2024-11-18 03:00:00 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 先週の木曜、つまりは11月14日。アルバイト先での昼食休憩中に、自分の従来の油絵技法に不足していた画面の厚み出しについて抜本的な解決策、しかも今実行しているのよりも簡単なのを思いつく。 


 そこで慌てて、制作中のF8号とF20号をこれに合わせるべく修正。具体的にどう修正したかというと、描画層ではなく下地層を分厚くするという手法を採りました。

 そうするのが一番いいと思ってはいたんですが、具体的にどうしたらいいかわからず仕舞いでここまで来たけれど、実に簡単な方法を思いついたという。

 結果、本当にこの記事のタイトル通り「独自技法追究」になっちゃいましたね。しごく単純なんですが、思いついたもの勝ちという感じですかね。


 というわけで後行のF50号はこれに合わせます(後追いしておいて本当に良かった、ホッとしてます)。

 このやり方は、どんな画題にでも対応できるのは確実で、静物、風景、人物、何でも来いって感じ。

 先行するF8号とF20号については、次回の制作で早、結果が出ます。それを確認の上、後行するF50号にそっくりそのまま適用します。


 注)私の従来の下地が3層なんですが、これからは5層になります。さらに描画段階で部分的に1層加わるので、実質6層になります。気づけば倍増してますね。

 付)ひょっとするとこれで念願の、というか実現不可能で諦めていた、油絵の透明水彩化が実現するのかも。

 蛇足)いよいよ大詰め、本当に山場を迎えてます。

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