ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 NHK国際放送が選んだ日本の名作 」

2020-09-23 01:07:54 | 
          「 NHK国際放送が選んだ日本の名作 」  

               

6月に「 NHK国際放送が選んだ日本の名作・1日10分のごほうび 」を読んで、前作があるのを知って申し込んでいました。
すっかり忘れていたけれど、連絡があり借りてきました。 さっそく読み、数時間で読み終えました。
~~~~~~ネタバレあり
「 清水課長の二重線 」 朝井リョウ
朝井さんの作品は、若向けだろうと読んでいなくて、初めてでした。

大学生の就活は氷河期で、何10社も受けたとニュースや新聞で見聞きしています。今はコロナで内定取り消しもあるそうで。
私たちの時代は、売り手市場で、1社受けて採用されました。いい時代でした。
研修もあり、先輩たちが付いてくれ、丁寧に仕事を教えてくれました。計算は、そろばんと計算機でした。
主人公は総務部で二重線を引いて訂正印を押す。懐かしいな。
今は仕事量も内容も比べ物にならず、パソコン、コンピューターなしでは仕事ができず、率先力が必要とされ、働くのは大変なんだろうな。

「 旅する本 」 石田衣良
石田さんは前回読んだ本が好みでなかったので、手にとる事はなかったけれど、この短編は面白かったです。
失業者には再就職した姿が、犬を亡くした少年には、どれだけ犬との生活が充実した日々だったかを教えてくれ、失恋した彼女には、、、、。
この本は私にはどんな物語を紡いでくれるのかな?

「 愛され過ぎた白鳥 」 小川洋子
アララ!? の結末。 

「 鍋セット 」 角田光代
お母さんっていいな。娘を思う気持ちが温かい。 私の母も、叔母たちの話では、優しくてしっかりしていて料理が上手だったらしい。

「 迷子 」「 物件案内 」 坂本司
坂本さんは機会があれば読んでみようと書き留めていた作家さん。 
私もこの不動産屋さんに物件を探して頂きたい。

「 バスに乗って 」 重松清
心がきゅんとして、温かくなる作品。

「 マッサージ 」「 日記 」 東直子
どちらも先に逝った人には切ない作品。残った人たちの幸せを願ってくれている。

「 アンデスの声 」 宮下奈都
祖父と祖母を思う孫のやさしさ。
~~~~~
優しい作品が多かったです。日本人の情や感情の機微が、外国の方に伝わっているかな? 
日本っていいな! 自然も四季も、行事も人の心も。


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