ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 裂けた瞳 」   高田 侑

2018-04-23 00:49:12 | 
    「 裂けた瞳 」    高田 侑

         

初めての作家さんです。 
ぶらりと立ち寄った本屋さんで手に取り、第4回ホラーサスペンス大賞受賞作と書いてあったので買ってきました。
~~~~~~ネタバレ
子供の頃から、人の感情が電波として頭に入ってきて発作を起こしていた神野亮司は、母親に連れられ病院に通っていました。
大人になり、それなりに対処して生き、入り婿として結婚して子供もできます。
会社の部下で、同じ能力を持つ長谷川瞳と知り合い、不倫へと発展します。

得意先の社長がプレスマシーンに挟まれ圧死するところを幻視したり、
神野の家族に無言電話や車に烏の無残な死体が投げ込まれたりの事件が起こり、神野は瞳を疑います。

しかし、瞳は神野の心無い言葉で電車に飛び込み自殺してしまいます。
瞳の死後も事件は起こり、犯人はいったい誰なのか? 復讐屋が神野を狙っているようで、なぜ? 
そして、意外な犯人が・・・
~~~~~~ 
解決後、妻とも理解し合え、最後は何とか元のさやに納まりそうで終わっています。  

これは、いわゆる、幻視・幻聴の類で脳の疾患や精神疾患などで現れるそうです。
アルコールや薬物でも現れることがあるそうですが、主人公は、漠然としたものでなく、人の死ぬ瞬間の最後の光景などを見ているようです。
犬の目からや、他人の眼から見たものを感じているようで、これは病気というよりは、能力の分野で、サスペンスの域なんでしょう。
復讐屋などという残忍な男が出てきて、途中で少し訳が分からなくなりましたが、最後の小林刑事の説明で何とか理解できました。
そして病気の原因と母親の愛情も知ることになります。

     「 イブ 」  1・2・3月号  「 風間 宏子 傑作集 」 

元居酒屋ママに借りた本です。 連載の読み物があるので続きが読めて助かります。 

                             


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