120年前に生まれたこの画家を知りませんでした。
中村忠二(1898~1975)は、姫路に生まれ、
20歳で上京、晩年の20年間を
練馬区貫井で過ごされたそうです。
自身の絵を前に涙を流す中村忠二が画家であった妻に
「いい絵だなあ、こんないい絵が描けた時に、
泣けないやつがあるかしら」と、答えたと言います。
切り詰めた生活の中で、自身の全てをかけ、
しがみつくように日々作品に取り組み、
生涯に2万点の絵を描き、詩画集も5冊自費出版。
しかし、絵は1枚も売れず、詩画集は知友人に配布。
画家である妻とは何度も結婚、離婚を繰り返し・・・
何だか作品よりも彼の人となりやドラマのような
人生に興味を持ってしまったまるみでした。
小さな美術展でも寄ってみると、
興味を引くものに出会うかもしれまんよ。
東京都練馬区貫井1-36-16
2018.6.22