関ヶ原の戦い後、大高坂山に山内一豊が
築いた近世城郭の高知城があります。
本丸には天守の他に建造物が多く存在します。
天守に接続している本丸御殿は、現存する貴重な御殿遺構、
天守と本丸御殿が両方現存しているのは高知城のみとか。
高知城は本丸の建造物が完全に残る唯一の城です。
1727年の大火で追手門以外の殆どが焼失、
その後1753年までに再建しています。
天守閣内には文化歴史資料を展示しています。
明治6年に発布された廃城令や、戦災を免れ、
天守・御殿・追手門など15棟の建造物が現存し、
国の重要文化財に指定されています。
天守閣からの眺望です。
城の周辺には高知市役所、高知県庁、
地方裁判所、地方検察庁などが立ち並び、
高知県の行政の中心地になっています。
本丸と二の丸の間に詰門が置かれ、
南側の廊下門と一体となった構造をしています。
石垣の上に渡櫓を載せ、大石の石垣とで枡形を構成、
外側から城内を見渡せないにするためでもあるようです。
城内には一豊と妻の千代、
板垣退助の銅像が立っています。
別名:鷹城
種別:平山城
築城年:1601年
天守構造:望楼型 四重六階 木造(現存)
築城者:山内一豊
高知県高知市丸の内1-2-1
2005.3.4