落ち目のプロデューサーと、ワケありYOUTUBER少女。
人生逆転をかけてタッグを組む
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を超えて
インド映画史上、歴代世界興収第3位!
しかも、アーミル・カーンが制作主演最新作。
絶対に見逃さないとチェックしていたものの
公開初日からまるみのスケージュールが立て込み、
行けると思った日には、午後8時5分からの上映のみ、
しかも、上映時間は150分
この上映時間の長さもボリウッド映画が
敬遠されてしまう理由の一つになるのでしょう。
でもね、泣いて笑えてコスパ
夜は大事なナイターがあり、避けたいところですが、
満席で見られず、席を予約して観てきました。
YOUTUBER少女が、歌手を夢見るありがちな物語、
そこはインド、現代も根強い女性軽視の
現実が立ちはだかります。
少女の父親は、妻を見下し、DVを働き、
少女には縁談話もありました。
母親は夫に絶対服従、
女に学問は要らないと育ったのでしょう。
文字も読めない母親に子ども達を引き取り、
離婚するという選択は現実的ではないようですが、
最後は娘の夢を守る為毅然と立ち向かいました。
諦めず希望を持ち、最善の方法を考え、
行動し続ければ、状況を変える事が
出来るかも知れないという応援歌のような映画。
音楽やダンスシーンは意外にも少ないのですが、
150分も全く長く感じることもなく、
クライマックスは感動の涙、さすがの完成度
監督・脚本:アドヴェイト・チャンタン
出演:ザイラー・ワシーム/メヘル・ビジュ/
アーミル・カーン
2017年/インド/150分
ヒューマントラストシネマ渋谷
2019.9.3