コースには記載されていませんでしたが、
咸臨丸の眠るサラキ岬に立ち寄ることになりました。
幕府の船として初めて太平洋を往復した咸臨丸は、
オランダのキンデルダイクで建造、
長崎海軍伝習所の練習艦でした。
勝海舟、ジョン万次郎、福澤諭吉らも乗船した咸臨丸。
仙台藩の家老片倉氏の旧臣401名を移住させる目的で
北海道小樽へ向け出航、輸送途中、北海道木古内町泉沢沖で
暴風雨により遭難し、サラキ岬で破船、沈没しました。
咸臨丸の眠るサラキ岬は、チューリップが満開。
道南いさりび鉄道で注目の的、地域情報発信列車「ながまれ号」
2両の気動車を改装して誕生した特別車両には、
群青色の車体に「日没後の函館山のシルエット」
「津軽海峡に煌めく漁火」「道南の街の灯り」
「スターダスト」が描かれています。
普段は普通列車として運行されていますが
団体列車となる場合は、各ボックス席に大型テーブルや
ヘッドレストを設置し、沿線グルメも楽しめる
観光列車として人気のようです。
「ながまれ号」のながまれは北海道南部の方言で
「のんびりして」という意味だそうです。
函館~木古内の片道約1時間、車窓には津軽海峡と函館山、
こちらのチューリップも楽しめるということですね。
この日は風も強く、寒かったのですが、
こちらで記念撮影はいかがでしょう。
咸臨丸の偉業と功績を讃えるために当時のオランダ北海道人会から
チューリップの球根が贈られたことが始まりで、
その後、多くの人々の志によって花開き、
約80種5万球のチューリップが咲き誇っていました。
北海道木古内町字亀川
2016.5.5
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