最近、リラクゼーション的お店が劇的に増えてないか？ちょいと出歩けば「◯◯岩盤浴」だとか、「てもみん」とか「てあてん」とかいったような名前のお店がゴロゴロ。現代人は疲れている＆血行悪くなるような、だだくさな生活を送っているってことなのかね？
そして大半のそう言ったたぐいのお店の前でお姉ちゃんがお店のビラをまいている。アツミはそう言うティッシュ配りやビラまきのアルバイトをした事もあり、ああいう人に弱い。もらってもらえなかった時のさくっとした心のへこみ加減が解るからだ。だから、ついついもらってしまう。それは決して、決してティッシュが欲しいなどという下心があるわけではなく…、ええ、もちろんですとも。えっ？同じ場所を何度も通ったりって？するわけないじゃないですか、しませんよ。ええ、もちろんですとも。
そしてそういったたぐいのチラシを目にする機会が多くなって、なんだかそのリラクゼーションという甘い匂いに、アツミのグダグダの体がちょっと誘われている。アツミはそう言うものに一切触れてこなかった。しかし親友のなあちゃんが、以前そういうお店で働いていて、近頃軽くもんでもらった時、アツミは速攻で天国に一番近い島に上陸。この影響も大きい。
しかしアツミはこういったインテリなイキフンのお店に入ると必ず失敗する。田舎のイモ姉ちゃんがリフレクソロジーなんて言うオシャレなものに手を出したらやけどするのがオチなのだ。アフリカの砂漠のど真ん中の何とかって民族が、東京タワーにのぼらされちゃうみたいなのと同じような事になるのだ。
しかし今日もお姉ちゃんは笑顔でチラシを配っていた。う～む。う～む。
