ここのところ、曲を作っています。
昨日は曲を作りながら泣きました。こういうことは、今までにない。
毎回曲作りは、なんというか、自分を追い詰めるように痛く、心を削るような思いで、真剣に自分と向き合って作ります。それが昨日はちと痛すぎたようでして、、、。
それぐらいの思いを込めて作っても、OKが出ず、お蔵入りすることも多々あるわけです。ハイリスク、ローリターンな作業。
デビューする前は、〆切も曲の方向も指示されなかったから、自分の気持ちストレートに、作りたい時に思いのままに曲を作っていたけど、デビューしてからは、そうもいかなくなった。
でも逆に、〆切や方向が、曲を導いてくれる時もある。
アツミが曲を作る時は、必ず大学ノートとかつて小学校の時に、近所の駄菓子屋でグリコのパピコを買った時にもらった赤いシャーペン。ギター。これは昔から変わってない。
赤いシャーペンは、もはやグリコのロゴはすっかり剥げ落ち、手の握力のせいで若干曲がっている。それでも、このシャーペンじゃないとやはりダメで、ほとんどの曲はこのシャーペンが連れてきた。壊れないのが不思議だ。壊れたら怖い。困る。
曲作りをしている姿は、絶対誰にも見られたくない。手の届くところにお茶やお菓子、ノートにペンにギターにシャーペン、その他諸々が散らかり放題となり、テレビはたいがい無音でついている状態。しかし何も見ていないし、気持ちだけに集中してなにも見えなくなる。
これが数十分で終わる時もあれば、何時間もこうしている時もある。
そうして出来た曲が、誰かに届き、あなたの曲で助けられましたなんて言われる時がある。
そんな時、いやいや、こちらが励まされるのです。本当にありがたいと、思うのです。シンガーソングライターとは、本当にいい職業だと思うのです。音楽やってきてよかったと思うのです。
明日も曲を作ります。また、泣くかもしれない。
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