
今回もまた痛いマニア話になりますが、何か?
リハから帰ってまいりまして、若干心が荒んだので、先程からアツミ宅では「男はつらいよ」が絶賛放映中。今、放映中なのは、「男はつらいよ 寅次郎の休日(43作目)」。マドンナは夏木マリさんと後藤久美子さん。お二人とも、きれ~!萌え~!

いや~、寅さんシリーズはアツミはこうして何度も何度も繰り返し観ているわけですが、改めて観てみると、毎回発見がある。このシリーズもさっき発見がありました。寅さんと言うと大爆笑なイメージですけども、寅さんのグっとくるセリフがありまして、思わず涙出ました。今だからこそ泣けました。ええなぁ~。人情やな~!やっぱり!
しかし、この頃の作品は、主役が寅さんではなく吉岡秀隆さん演じる満男が主役と化してます。だいぶ寅さんに元気がありません。タコ社長との乱闘シーンもありません。旅に持っていく鞄も少し小さくなってます。渥美清さんは、苦しかったに違いありません。それもまた涙…。
寅さんは、赤や黄色の公衆電話から10円玉を入れながら電話をして、携帯電話なんか似合いません。普通電車に乗って旅をして、新幹線には乗りません。ひなびた旅館に泊まって、カプセルホテルには泊まりません。今、渥美清さんがご健在だとしたら、寅さんはどうなっていたのだろう?と考えたらなんだか悲しくなりました。
時代が進化して便利になるのは、その分何かを犠牲にしているって、そんなことさえも考えさせられ、アツミ宅の上映会は続いています。
今もどこか旅の空、寅さんはどうしているんだろうか?そんな気持ちが延々とアツミの中で続いていくのだろうな。
一杯、寅さんと飲みたかったな

追記:渥美清さんは本当は、お酒を飲まない方だったそうな。