脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

英断

2012-03-06 01:59:12 | 日記
いやはや驚きました。

なでしこが米国に勝ったのはもちろんですが、佐々木監督のさい配には、仰天しました。

0-0で迎えた後半30分に、阪口に替えFW菅沢。

阪口は、なでしこが標榜するポゼッションサッカーのキーマンです。ボランチに位置し、相手のプレスに合っても涼しい顔で球を散らす。さらにこの日は沢を体調不良で欠く布陣だったから、存在感はなおさらのハズでした。

それでも替えたのです。
代表経験の浅いFWに。

肉を切らせて骨を断つ。

自分も痛手を受ける代わりに、相手にそれ以上の打撃を与える。捨て身で敵に勝つ。

そう解釈するしかありません。

実際、阪口に変わり不慣れなボランチに入った高瀬が決勝ゴールを挙げてしまう。

ポゼッションより、勝利にこだわった究極の選択が、成功を収めました。

コンディションの悪い長谷部、遠藤にこだわりホームで敗れたザックJAPANとは余りに対照的。

いやはや、佐々木則夫、恐るべしー。