脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

法螺

2013-04-17 03:57:20 | 日記
ホラ。
魚では、ありません。スペイン語の挨拶でもありません。

ほらばなし。そちらの法螺です。

フィシュストーリーという映画を見ました。愚かな話。魚の話ではありません。

法螺と夢をイコールに考えた物語。

誰かの夢が誰かに移り、また誰かに移り、最後はとんでもなく大きな出来事を起こす。

いい話です。

こんなことを思い出しました。
高校受験。私は、身の丈に合わない進学校を目指していました。

なぜか。

通っていた塾にいた先生。つまり大学生に囃し立てられていたのです。

中学校の担任には、こう言われました。

100%無理だ。

隣にいた母の呆然とする顔はいまでも覚えています。なぜか、笑えた。

なのに、受かってしまった。

そして進学した高校で、かけがえのない友人を得て、夢はまた大きくなっていった。

ホラが現実になったのです。
その辺の大学生の熱意で。

2日後、私、バルセロナに行きます。まぁただの旅行です。

でも、仕事もしていて、子供が2人いて、普通ならあり得ない話です。

でも現実なのです。何とかなったので、飛びます。

だから、こう思っています。

今までにない経験を、ひとつでもやってやる。

それが次の法螺に、きっと繋がる。そんな気がするんです。

素材

2013-04-17 03:36:31 | 日記
例えば、

新鮮な魚があったら、刺身で食べた方がおいしい。

とか

素敵な写真や絵画があったら、それを眺めているだけでいい。
そこでは言葉による説明は邪魔であったりします。

余計なスパイスは、時にいい素材を殺してしまう。

小野伸二、中村俊輔。

自らを輝かせる舞台を得た天才たちの活躍は、そんなことを思い出させてくれます。

小野が素敵すぎるループを決めた後のシーン。

写真が語っています。
みんな、シンジのプレーが好きなんだ。お前最高だぜ。
そう言っています。

彼らが一時期、輝けなくなったのは、確実に世界のサッカーの潮流にあります。

勝利を求めるあまり、ファンタジスタが邪魔な世界になってしまった。

バルセロナ、レアル、世界の先頭に立つクラブも例外ではありません。スピード、組織は最高ですが、ファンタジーはどうか。

メッシ、ロナウド。
彼らはストライカーでありますが芸術家ではない。

ファンタジーは、もしかするとジダンで終わってしまったのかもしれません。

トップ下からストライカーに変貌を遂げた、かつてのイタリアのエース、デルピエロも小野と同じオーストラリアにいます。

もしかして、今もっとも、いい香りがするサッカーは南半球にあるのかな。

そんなことを思いながら、欧州サッカーを見る今日この頃です。