Oxford Word of the Yearが発表される頃になると、もうすぐ今年も終わってしまうんだなーという寂しい気分になります。今年の言葉は「brain rot」です。特にTikTokで使用頻度が増えたそうですが、私はTikTokを利用していないので全然知りませんでした。
これは、質の低いオンラインコンテンツの過剰使用によって起こる精神的不健康状態を指すようです。惰性でダラダラとネット記事や動画を見ていると、無気力、思考力低下、不安、焦燥感を覚えるようです。
昔は低俗なテレビ番組が批判の対象でしたが、今はインターネットが諸悪の根源です。あまりにもデジタル世界に没頭していると、現実世界に適応できなくなりますね。
オーストラリア議会は今月28日、16歳未満のSNS利用を禁止する法案を可決したそうです。このニュースにはびっくりしました。諸外国もこれに倣うのでしょうか。
ちなみに、brain rot以外のWord of the Yearとしては、demure(Dictionary.com)やmanifest(Cambridge Dictionary)などがあります。