オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

分電盤とオーディオ

2008-03-24 18:53:21 | Weblog
写真の分電盤はオーディオスペースコアの分電盤です。(^^ゞ
裏側を見せるのは何故か恥ずかしい気分…(^_^;)

よく見て頂くと分かると思いますが、右側のブレーカー3個のタイプが違いますね。
これは、先日発売されたアッと驚きのクライオオーディオ社のリファレンスブレーカーです。
これは、エネルギーといい、音楽性といい、レンジ幅といい、全てが素晴らしい音質に生まれ変わりました。(^^)v
と、商品の紹介ではなくて、今回は分電盤のお話です。

右側の最上部に3個使用している理由をお話しします。

まず、この分電盤にはお店の全ての電気がココに終結しております。
その中で、ノイズの影響を受けにくい箇所を探すとなると、一番手前ということになります。
また、エアコンや冷蔵庫などのモーター系ノイズは一番オーディオに影響があるので、左側よりも右側を選びました。
で、そこまではオーディオやってる方なら大体気が付くポイントですが、最大の落とし穴があります!(@_@)

それは、電源位相です。

3個を並べて同相から給電していることに大きな意味があります!
電源は中立線を基準に100Vを両相からとることができるのですが、右と左のブレーカーでは180度逆相の電源位相となります。
要するに常に右と左の電位差は200Vあるということなんです。
だから、両端から200Vが取れるんですが…。

同じオーディオシステムにある機材は全て同相の電源から給電すれば、電源間の電位差は理論上0Vになりますのでノイズの影響を受けにくいんです。

一番理想なのは、1個のブレーカーから全ての機材の電源を取ることなんですが、容量の問題等で大きな電流を必要とするパワーアンプなどは別に取った方が良い場合がありますので一概には言えません。
しかし、ループが最小限になるのでノイズ混入が防げるというメリットがあります。
ということは、分電盤が壁コンセントに近ければ近いほど、別々のブレーカーで給電したときには大きなメリットになります。

ととと…と言うことは…(^_^;)

電源波形を作り替えるパワーレギュレーターには大きな問題があるということになりますね~。
同じ発振回路のレギュレーターから給電すれば問題ないのですが、ほとんどが容量不足…。
じゃあ、別々のレギュレーターからそれぞれ給電すると、パワーレギュレーターの発振回路の個体差によって、同期するわけもなく、電源位相は微妙にどんどんズレては一緒になって、またズレては…を繰り返します。モジュレーションですね(^_^;)
もちろん、商用電源から給電しても電力会社の周波数とレギュレーターの周波数には誤差があるので同じことです。

実際、別々の発振回路から取った機器のボディーアース間にテスターを使って電位差を計ると~~~(@_@)驚

オーディオ機器の電源は同相から給電しましょう~(^^)




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