【気象予測業務をしている気象予報士・防災士からのお願い】
危険な台風10号が非常に強い勢力で九州に近づいています
この台風は日本がこれまで経験したことのない最強台風です
何十軒もの家屋が猛烈な風で倒壊する恐れがあります。
例え倒壊しなくても、猛烈な風により、
空のプラスチックボトルが硬い鉄のような威力を持ちますので、
それにより窓ガラスが割れる危険性もあります!
この時、窓ガラスが割れるだけでは収まりません。
室内の気圧が急激に変化し、室内から天井の屋根が強い圧力で押し上げられ、
外の猛烈な風の力もあり、屋根が剥ぎ取られてしまうのです。
大雨が降る中で、一階が河川の氾濫で浸水していた場合、2階に逃れるしかありませんが、
屋根がはぎとられてしまうと、土砂降りの雨や場所によっては猛烈な雨が室内に降り、
雨に何時間も当たり続けていると、低体温で亡くなるという危険性もあります。
災害級の猛烈な雨や暴風が吹き荒れている最中は、誰も助けには来てくれません。
気象庁は、海でも陸でも全ての事で記録的な事が起こる可能性があるという事で、
早くから異例の会見をひらき、厳重な警戒を呼び掛けています。
台風10号では、私達日本人の誰もが経験したことのない歴史に残る暴風雨となる恐れがあり、
これまでのように、台風の時は浸水被害に遭わない為に、
2階に避難すれば大丈夫という考えは通用しない可能性があります。
明日の午前中には奄美地方を除く鹿児島県全域に特別警報が発令される可能性があるという事です。
【特別警報】の解説しますと、『もう逃げ遅れです!』
防災の専門家による講義で、講師の方が声高に叫びながら教えて下さいました!
気象業界ではこのような表現はしませんので、かなり驚いたのですが、まさにその通りなのです。
特別警報が発令された時の報道では、
アナウンサーが必ず、既に災害が発生しているか、いつ発生してもおかしくない状況です。とおっしゃいます。
いま、大型で非常に強い台風10号が沖縄付近の海面水温30度もの海域から発達のエネルギーを大量供給されながら北上しています。
現在、沖縄付近で中心気圧が920hPaまで下がっています。
明日の午前中には奄美地方を除く鹿児島県全域に特別警報が発令される可能性があるという事ですが、
これは、午前中には逃げ遅れる状態になりますので、それまでに避難や安全確保を終えてください!
という事なのです
自治体の情報やハザードマップを確認し、鹿児島県に限らず、九州の危険な地域にお住まいの方は、
今日の朝早い時間までには、どうか避難を終えるようにしてください
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