悪天候(暴風雪&大雪警報)でとうとう稚内に着陸できず
新千歳に緊急着陸することになり
翌日の新千歳⇒稚内のフライトに振り替えたため
再び新千歳空港へ向かうことに
前日の空港バスがあまりにも時間がかかってしまったため
飛行機に乗り遅れないようにと無難な鉄道を使うことにして
札幌駅へ
駅に到着してみると
岩見沢が大雪で高速道路は閉鎖、鉄道も札幌から北方面が運休となっていて
稚内行の飛行機飛ぶのかなぁ とちょっぴり不安に思いつつ
とりあえずホームの立ち喰いそばで朝食
天玉そばを注文してみましたが
関西で暮らすようになって30年以上ともなると
東京風に近い汁が醤油味しかしない感じで残念
(そう言いながら、汁の一滴も残さず完食しましたけどね)
新千歳空港に到着しNA
ANAのプレミアムカウンターで前日渡された振替の予約券を渡すと
「昨日はご迷惑をおかけしました」と搭乗券を渡され
飛んでくれるのかな と、喜んでラウンジに向かい
よしよし旅程より1日遅れとなっちゃったけど
無事、旅の続きができるぞ~と喜んでいたところ
わずか11分後 欠航のお知らせとアナウンスが
さて、どんな対応をしてくれるのかな と思っていたのですが
なにやらアレコレと言い訳して
「午後のフライトに振り替えても欠航になると思います。」
「どうされますか?」との問いに
既に最悪の事態を想定してラウンジに到着した直後に
陸路での移動手段を調べ
札幌からの沿岸バスで豊富までも電話で運行しているのを確認し
更にもしかしたらと札幌⇒稚内直行のバスも運行しているのを電話で確認していたため
「それならバスで向かいます」と答えると
「どこのバスですか?」「どこ行きのどのバス会社ですか?」と問われ
なにやらカスタマーサービスの担当者と話をしているのですが
最近の全日空でよく見るオツムの弱そうな自分の身なりばかりに繊細で
接客に向かない頼りないグランドスタッフで
AIと会話してる方がましな感じ
結局、既に羽田から札幌まで移動していること
宿泊費の補助申請は11,000円が限度額のため
陸路の交通費もこれ以上出せないとの事
心の中では、公共交通機関である航空会社として稚内まで行く予定の客に対して
『千歳まで行けたんだからそれでいいだろう』が許されるのか
とゴネたい気持ちもありましたが
相手するのも時間の無駄だなと
「はいはい。わかりました。」とそれ以上交渉するのも馬鹿らしくなり
すぐさまバスのチケットを購入して札幌に向かうことにしちゃいました。
欠航の連絡を受けたのが9:11
9:20にはANAの責任感のないグランドスタッフを相手するのを諦め
10:02 残席1の13:00札幌発稚内行直行バスのチケットを購入し
10:10新千歳空港国内線バス乗り場から札幌行空港バスに乗車
10:59 移動中の車内でフェリーの時刻を再確認して
年がら年中予想を裏切られて生きてきた自称危機管理のプロ(笑)なので
すぐに旅程を改訂
11:39 バスターミナル近くの札幌大通り公園で下車
11:51 稚内行のバスターミナルであることを確認して
ランチにしようと大通公園の地下街を歩き
カキフライ定食(¥800)でお腹を満たし
12:50 稚内行バスに乗車
所要時間6時間弱(5時間50分)だからか
三列シートで楽ちんでしたよ~
札幌を出発して約1時間後
突然急ブレーキを踏んだと思ったら少しの衝撃があり
凍結した道路で急ハンドルからスリップして急停車した乗用車に追突した様子
アッチャー またまたトラブル発生
稚内まで辿り着けるのかなぁと思いつつ
何もできないので成り行きを見守っていたのですが
警察が来るのを待ち、現場検証等で
約1時間遅れで当別町を出発
ところが高速道路が閉鎖していたため一般道になだれ込んだ
雪道に不慣れなドライバーがノロノロ運転すると
すぐに数珠繋ぎになって大渋滞
出発して3時間後の16:00 ようやく浦臼で最初の休憩
(なんせ6時間弱の運転をドライバーさんはたった一人
なので2時間おきに休憩が義務付けられてるんですよね)
その後、新十津川町に入った頃から降雪量が多くなり
17:25 留萌通過
ニュースでも報道された大雪でマヒ状態になったのを実感する道路脇の除雪した雪の高さが2m以上
やがてオロロンラインを走り始めると横殴りの暴風雪で
ほとんどホワイトアウト状態とあってノロノロ運転の車だらけで遅々として進まず
因みにこの先(北)に苫前という町があり
何気に地図アプリを眺めていたら”三毛別ヒグマ事件復元地”とあり
調べてみると 大正4年に発生した日本史上最悪の熊害
今年は全国で熊による被害が多発してるのもあって
その恐ろしさを身近に感じてしまいました。
(ご参考までにこんな事件です↓)
https://higuma1979.sakura.ne.jp/33jikenn2.html
19:00 二か所目の休憩地、羽幌の道の駅に到着
この休憩時にドライバーさんが
”おろろんの卵”という銘菓(¥240)とペットボトルのお茶を
乗客一人一人に配りながら「事故を起こして申し訳ありませんでした」と
頭を下げていたのですが
アレはどうみても前方の車のヘタな運転によるモライ事故
可哀相だなと思いましたが誠意はしっかり伝わりましたよ。
そのうちGoogleのクチコミで
高評価のコメントを書き込まなければと思った次第です。
21:50 予定時刻より3時間遅れで稚内駅前に到着
積もった雪の中を恐る恐る歩いてホテルに向かい
部屋に荷物を放り込んで
近くの営業してそうなジンギスカンの店に飛び込んだのですが
既に閉店時間過ぎで店じまいするところと断られ
選択の余地なくほぼ対面の居酒屋に向かい
昭和な佇まいがとてもいい感じでしたが
老夫婦だけで営業しているらしく
「10時半閉店ですよ」と言われ
メニューをみてとりあえず生中とお刺身の盛り合わせを注文
ホッキ貝とホタテ以外は地物じゃないなぁと思いつつ
今回も空腹は最高の調味料を実感(笑)
変な組み合わせだなと思いつつ、お腹が膨らむものをと
チャーメンなるあんかけ焼きそばを注文してみたのですが
これが酢との相性抜群で美味しかったぁ
なんせ大酒のみなので、生中1杯と2合徳利の熱燗だけじゃあ飲み足りないなと感じていましたが
怪しげなスナックかバーしか開いておらず
翌朝も5時起きしなければならず
諦めて ドーミーイン名物の夜泣きそばを食べて
温泉にゆったり浸かってから アイスを食べて
この日も即就寝となりました。
ようやく稚内に辿り着けたものの
数日欠航続きのフェリーで
最終目的地である利尻・礼文に無事渡れるのか
次号で仕上げを御覧じろ(笑)