2021年6月2日もち麦を収穫し
大量の玄麦をどうしようかとしばらく思案
ネットで精麦をしてくれる業者を見つけ、試しに依頼しようかと思いつつ
10キロ単位でしか頼めず
100キロ以上あるためこれは面倒だなと悩み
翌年の2022年になって、ようやく重い腰をあげ
これはやはり精麦機を買うしかないなと決意し
京都亀岡にあるメーカーに視察に行き
約50万円もするのですが、その場で注文(受注生産)
約2月後の3月末に準備ができたとの連絡を受けて
軽トラで引き取りにゆき
とりあえず会社の店頭に置き
その後精麦して試食してみたのですが
これがまた普通の押し麦と違って もち麦は水分を吸ってプチプチとなり
とっても美味しくてビックリ
食物繊維もいっぱいで便通は良くなるし、ダイエット効果もあり
いまでは5分炊きして毎食欠かさず食べるようになりました
10年ほど休耕田というか耕作放棄地となっていて
しばらくぶりに稲作を再開し田植えを済ませた田圃に除草剤を投入し
水管理をしていたのですが・・・
700m離れたポンプを動かして途中の水門を開けたりして
田に届くのに30分かかるため水管理が面倒で
その上どうにも水持ちが悪く
朝夕に水を入れないとすぐに干上がってしまい
除草剤の効き目なく雑草が生えだし
どんどん成長
水の取り込み口以外は
そこそこ雑草は抑制されていたのですが
雑草の勢いは凄まじく
道路際に植えた向日葵越しに呆然と眺めるばかりになってしまいました。。。
↓ この写真、9月1日に撮影したものなのですが
周囲が5月末から6月上旬に田植えをするところを天日干しの棹を使いまわすため
5月19日とどこよりも早く植えてしまったため稲穂も我が田のみとなり
目ざとく見つけた雀の大群が居着くようになってしまい
すっかり餌場と化してしまいました。
雑草はますます酷くなり、水もしっかり維持できなかったため
もう収穫は諦め
↓ 雀に食べられて スカスカとなってしまった稲穂
それでも放置はできないなと9月30日に稲刈りをしたのですが・・・
約2反近くの田圃で収穫できたのは
たったのこれだけ ↓
ほとんどの稲は実のない状態でした
稲刈りを済ませ、稲架の時に稲を拾っていて気づいたのですが
バインダーから逃げる機会を逃したマムシが最後の一列の時にブツブツにぶった切ってたらしく
そこそこのサイズで 雑草を鎌で刈ろうかと思っていたのを
サボって放置していて助かった~と胸を撫で下ろしました。
こちらは2020年にウンカの被害にあった田圃
2年目とあって稲作の要領も得て しっかり黄金色に輝いてくれて大喜び
10月16日に稲刈りとなりました
自治会の役員をするようになって近所の人とも懇意となって
中古の選別機をいただいたので
脱穀して籾摺りをしてからくず米をよけて
精米後で250キロの収量となりました
そして、以前から自分で作ったお米をより美味しくいただこうと
ぬか竈を購入
この竈
籾殻を投入して火をつけたらあとはなにもせずに炊き上がるんですよ~
新米の香りが抜群で ついつい食べ過ぎてしまうのが悩みの種となりました(笑)
麦もまた同じ農地に植えてみたのですが・・・
狩猟に追われてトラクターを出動できたのが11月21日
本当はもう一度細かく均したかったのですが
雨が降ったりして土が乾いてくれず
もう時間的に間に合わなくなるなと
ようやく播種できたのが12月15日
連作障害と植えたのが遅すぎたのもあって
3月1日でこの状態
この年は麦をすっかり諦めて
稲作に励もうと思っていたら
バッテリーあがりを起こしていてエンジンがかからず
充電して再度トライしてもセルモーターがギアと嚙み合わず
ギアにモリブデンのグリースを塗布したりとアレコレしても動かず
4月10日 仕方なくトラクターを投入(棚田で段差があって上の段は耕せないのです)
稲藁は、ネットにあった石灰窒素を混ぜ込んで堆肥にしようとしたのですが
これまた失敗
(高く積んだ稲藁に石灰窒素を撒き、水をかけて切り返しもしていたのですが、
ビニールシートでも被せて蒸らさないと発酵してくれないようです)
諦めて燃やし
耕運機はブースターケーブルを買ってトラクターからの電源でエンジンをかけ
ガレージから家の前に移動してエンジンを停止すると
またまたセルモーターが空回りして
ようやくバッテリーがダメになってると気づき
新替えしたところ 簡単に一発で始動
5月19日 ようやく耕運機で田起こしすることができました
6月13日 水入れ、6月14日 代掻き
6月16日 畦の草刈りと畦塗りをすませ
6月17日 田植え
完全無農薬と謳いたいところなんですが
やはりいまの状態では除草は薬に頼らざるを得ず
7月26日には このとおり
8月1日から中干し
8月12日に中干しを終了するとともに
麦を植えていた農地にトラクターをかけ
9月8日 注文しておいた蕎麦の種を引き取りに
約1月でしっかり雑草に覆われてしまったため
9月15日 雨の降らなくなった日にようやくトラクター投入
9月16日 台風の影響で雨が降るとの予報に焦って
蕎麦は水を嫌うと聞いていたため しっかりと溝切りして
種まき”ごんべえ”で蕎麦の種を植え
稲作をしている田圃では彼岸花がキレイに見えるように畦畔の草刈りをして
その後も雨模様となって、農地は水に浸かり
無事蕎麦が発芽しれくれるか相当心配しましたが
まあそれも己の運命だろうと達観し
気持ちを稲刈りに転換して
10月16日 田植えも一番遅かったので周辺では最後の一軒となってしまいましたが
翌日が雨との予報に慌てて稲刈りを開始
バインダーの調子がどうにもイマイチで
9時から13時まで4時間を費やしてしまい
チャンカーにも手伝ってもらって稲架け
稲穂を拾って棹にかけるのですが
黙々と作業を続けても一列に1時間半ほどかかるため
3列x2で合計で約9時間
すっかり陽が落ちて真っ暗闇の中根性で干し終えましたが
それはもうクッタクタ
でも翌日、雨の中綺麗に並んだ稲架けの風景をみたら疲れが吹っ飛んじゃいました
蕎麦も、水に浸かった辺りは消えてしまったり、ヒョロヒョロですが
高畝にしていた場所はしっかりと育ち開花してくれて一安心
予報では、9月27・8日ごろまで雨が降らないようなので
後日談でまた詳しくご報告させていただくつもりですが今年も無事脱穀できそうです。
それにしても 新型コロナが蔓延して時間を持て余し
夢物語だった稲作も現実に取り組むようになって3期目
そのうえ麦も蕎麦も栽培することになるなんて
いや~、人生なんていつどうなるかわからないもんですねぇ
いまでも年に数回ハンマーナイフを出動させていますし
刈払い機での畦畔の草刈りは、もしかしたら以前より頻度が増えたかもしれませんが
処理面積が少ない分 費やす時間は少なくなってるし
なんといってもこの充実感に比べたら
雲泥の差
耕作放棄地や休耕田の草刈りに苦労しているみなさん
いくらでも情報を提供させていただきますので
農地への転換を是非ご検討ください。