そうかん日誌 ~Du 11eme arrondissement de Paris

タイトルを「りょうかん日誌」から「そうかん日誌」に変更しました。

令和元年度安居説明会

2019-12-14 | Weblog
昨日は、宗務庁教務部学事課から職員の方2名、大本山永平寺から番澤単頭、北教務主事、大本山總持寺からは柴田単頭、黒田副悦が本学に来られ、キャンパスにある中央講堂にて安居説明会が行われました。

安居に関して、宗務庁学事課からは、①「まず「僧籍登録」をしているかどうかを確認してください」、②「僧堂が安居期間を認定するので、安居期間を自己判断しないでください」、③「『安居期間』と『出席日数』はちがいます」といった注意があり、両本山からは、上山にあたっての心構えについての話、今月から1月にかけて数回にわたって行われる安居志願者一泊研修会(上山者事前研修会)への参加の呼びかけなどがありました。また、特に總持寺様からは、「上山時には携帯電話は決して持ち込まないでください」との念押しがありました。

總持寺の本年度春上山者は32名、永平寺の春上山者は56名とのことで、いわゆる「一年目」の数は、寮監が安居していた当時(昭和63年~平成4年)の半分以下に減少しているようです。本寮でも、昨年度、本年度と入寮者が少なく、清掃人員の配置や法要の配役などに工夫を要していることは既報の通りですが、両本山の現状を見れば、ひとり本寮だけの局所的な現象ではなく、時代の趨勢であることがわかります。

両本山から、「着物や直裰の着方、お袈裟の掛け方や、合掌、叉手、礼拝などの基本作法をしっかり身につけて上山して下さい」「応量器を使っての食事作法に一番苦労しているように見受けられますので、事前にきちんと習得しておいて下さい」などの注意がありましたが、現在、在寮している寮生諸君は一年生も含め全員これらの点はクリアしているわけなので安心して下さい。スタートラインでこれらのことが身についているかいないかの差は非常に大きなものです。

12月10日から3日間、自坊の教区の慶弔会に随喜のため他出していてご報告が遅れましたが、北海道東伝寺様から添菜金をご送付頂きました。厚く御礼申し上げます。なにか寮生全員に資するものの購入を考えさせて頂きます。



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