先日、お客さまに同行して、幣立と、天岩戸神社へ行きました。
お天気のよい日曜。
今回は、親子のお客さまです。
道中、いつものように、師匠が神託を告げたりしていました。
これは、このとき同行した娘さんから聞いたお話です。
お仕事の関係で、勤務終了後、建物を最後に出る人が
すべての戸締りをして帰るのだそうです。
その娘さんが戸締りをしていた夜。ばさばさと羽ばたく音が。
見ると、廊下に黄金色の鳥がいたそうです。その数、五羽。
「それ、鳶だろ。」と、師匠。
「あそこの建物は、でかい鳶がいるよ。多分、山の主だと思う。
守ってくれているんだよ。それは良いものを見たね。」
後日、黄金色の鳶のことを師匠に聞きました。
師匠「故事にあるんだ。神武天皇が闘いの折、金色の鳶が
舞い降りて、弓の先端の止まり、光輝いた。その光の
あまりのまぶしさに、敵が去っていった。とね。金の鳶は、
天照大神のお使いだから、これは瑞兆なのさ。」
私 「・・・ずいちょう・・・ですか。」
師匠「うん。良いことの前触れみたいなものかな。国旗のポールに
金の玉がついてるだろ、あれはね、この故事に倣って、
金色の鳶を模しているのさ。」
私 「ほー。そーなんすか。(感動)」
師匠「あそこの場所はもともと山奥だったから、土地神のご加護が
まだ、あるし、彼女自身も、うちと知り合って、神事を受けて
からは、あまり変なことは起こらず、願望祈願したことの
ほとんどは叶ったと喜んでいたしな。」
私 「そうですねえ。」
師匠「いいことじゃないかな~、瑞兆だよ!!
神託の内容は、ほぼ警告だったが、心配しなければいい
んだよ。気をつけるべきことだけ、注意していればね。
これは、混乱の先の話を言っているのさ。」
今日は師匠から聞いた話を、お送りしました。