江戸から数えて45番目の中津川宿です。
昔から木曾路、伊那路、また飛騨道の出入り口として栄え、本陣、脇本陣を有した中山道屈指の宿場町でしたが、現在は一部に当時の面影を残すだけに留まっている。
ここ創業元治元年(1864年)で「栗きんとん」が著名な「川上屋本店」界隈が一番色濃く、当時の雰囲気を保っています。
直ぐ近くの「恵那山」の酒蔵です。ここで一本、純米吟醸酒を仕入れました。何でも、暫く休業していて1年?ほど前に再開したそうです。
こちらは中津川宿で一番古い建物の元庄屋宅。
屋根には「うだつ」が上り、奥にある庭園に、岩倉具視、日本アルプスの父、ウォルター・ウェストンが感激したそうです。
さて、ここには歴史、特に幕末~明治維新ファンには堪らない史跡があるんですよ。
そう「桂 小五郎 隠れ家址 やけ山」です。
文久二年六月、桂はここ料亭「やけ山」に身を潜め、江戸から国元に帰る長州藩主毛利慶親を待ち、桂の説得により「公武合体」から「尊王倒幕」に長州が大きく舵を切った、所謂「中津川会議」が行われた場所です。
「明治維新」はここから始まった、と言っても過言でないかもしれませんね。
現在は、あまり手が入った形跡もなく、かって、そんな重大な会議が行われた事がウソのように静まり返っていた。
なお、ここ中津川宿は日本画の巨匠「前田青邨」の生誕地でもあります。
また、板垣退助が岐阜で暴漢に襲われる三日前にここ中津川で自由民権運動の演説を行ったそうです。
もっと勉強してから来れば、・・・・・・・・ と思う次第でした。
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