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キキョウのシベのアップです(いきなりアップでスミマセン m(_ _)m)
頭の青い部分が少し割れかかっていますが、めしべの柱頭が顔を出そうとしているところです。
その表面にまぶしてある金粉のような粒々は 花粉です。
めしべの表面に花粉が付いているということは このキキョウは「自家受粉」しているってこと?!
いいえ、そうではありません。
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別のキキョウで説明します。 この花は 一枚目の花の状態より前の状態です。雌しべの棒(花柱)の周りに 黄色い花粉がついていますが、これは 今は花床に倒れているおしべが めしべにくっついているときに付着させたものです。
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これはまた別の花(シロバナキキョウ)ですが、2枚目とほぼ同じ状態の拡大図です。
めしべのこん棒(←めしべの柱頭と花柱と言われる部分ですが、まだ めしべとして機能していないので、仮に「こん棒」としておきます。ここだけの表現です)はすっぽりと 花粉に包まれています。
こうなる前の画像がありませんが、今はこん棒から離れて倒れこんでいるおしべが立ち上がってこん棒に接触しているとき、こん棒の表面には細かい毛がついていてそれにおしべが花粉を擦り付けたのです。
倒れている雄しべの根元に蜜源があって ミツバチたちはここを目指して飛来します。そして こん棒についている花粉を自分の体につけるというわけです。
これが 雄性期のキキョウです。
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さて、そういう雄性期が終わると、雌性期(めしべ活動期)に入ります。 花粉をまとったこん棒が表面の花粉を 付けていた毛とともに落とすのです(脱毛?現象ですね )。
なかからきれいな めしべの頭が顔を出しますが、柱頭は内側を向いていて 柱頭として開花はしていません。
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これが 柱頭が開いた状態です。
(開く前に表面だった柱頭の裏側に 一部花粉が残っていますが、柱頭はあくまで内側なので 面が反対です)
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柱頭の表面は細かいツブツブがあり、ここで虫が運んできた他の個体からの花粉を受け取ります。
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開いた柱頭だけで 一つの花のようですね (^^♪
キキョウ、蕊が違うのあるなぁとは
見ていましたが、こんな立派な仕組みが
有ったんですね。
上手い仕組みを自然は作りますね。
今度、キキョウを見る時は、蕊も
見てみたいです^^
そうです、「シベこそ命!」な~んちゃって(^^)/
表面の毛とともに花粉が脱落する「脱毛現象」なんて造語、今日初めて思いついたものです\(^o^)/
雄性期が終わってから雌蕊が活動を始めて、外側に付いた自分の雄蕊の花粉を落としてしまう、そして柱頭が開いて、虫が運んで来る花粉を待つのですね。
なんと上手く出来ていること!
大きなお写真、素晴らしいですね。
どうも有難うございました。
今日は8の日なので、午前中、JAにお米を買いに行ったのですが、そこの園芸コーナーに リンドウの切り花がいっぱいあり(ほとんど蕾の状態でしたが)リンドウのシベを見ていてキキョウとよく似ているなぁと思いました。
でも、かえってリンドウの受粉の記事を見たら キキョウのように雌雄異熟という説と、反対の自家受粉説があるようで、困惑しています (´・ω・)
こんなふうに、疑問が尽きません (ToT)