
きのうの「ソシンロウバイ」のつづきで、今度は花弁の中が赤紫色をしている「ロウバイ」です。
端的に言えば、まあ、 二番煎じです(´・ω・)
おまけに 去年の今日も同じ内容の記事を投稿してました。↓

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去年そこに書いたことを、今年の花でおさらいです。
ロウバイ1
見出し画像も このロウバイ1 です。

第1期(めしべ活動期)の花です。
おしべはこの花では6本、下を(花弁のほうを)向いて突っ伏しています。

中心にめしべがあるのですが、その周囲に2本?の仮雄しべが弱弱しく?立ち上がっています。
仮雄しべの役割ははっきりしません。過去の遺物かも?

第2期(おしべ活動期)
雄しべが立ち上がってきて 雌しべを囲みます。
といっても 雌しべの方向を向いて顔を突き合わせるのではなく、雌しべを守るように、みな外を向いて丸くなります。
葯が割れて花粉が出ている状態です。
ロウバイ2

おしべは5本あります。
第1期(めしべ活動期)なので、おしべは花弁のほうを向いてうつぶせになっています。
中心にあるのがめしべなんですが、先ほどの花で見た 仮雄しべがこの花ではあるのか無いのか、この画像ではあいまいです。

うつぶせになっていたおしべが立ち上がり、中心の雌しべを囲むように集まってきています。

ひとつ前の画像の花と同じ状態(おしべ期)ですが、葯の下が黒くなっています。これは何なのか、よく分かりません。
ロウバイ3

この花もおしべは5本です。それより短い仮雄しべが2本出ていて肝心の雌しべの姿がはっきりしません。

第2期(おしべ活動期)の花です。
この花では 起き上がったおしべが 他の花からの受粉の終わっためしべをしっかり覆っています。
葯はまだ割れていないように見えます。

この花もおしべ活動期で、こんどは盛んに白い花粉を出しています。
いくつかの株で、ソシンロウバイ、ロウバイのシベの雌雄異熟を見てきましたが、
カメラでしっかり確認できなかったものとして 雌しべの実態があります。
「雌しべは壺形の花床の中に多数つく。 【樹に咲く花】」
「雌しべはたくさんあって、つぼ状をした花床中におさまっています。子房は一室で、中に一個ずつ胚珠が入っています。花が済むと、花床の部分が膨らんで、細長い卵状の果実となりますが、これは本当の果実とは言えないので偽果(偽の果実)といいます。【牧野富太郎植物記5】」
「仮雄しべの内側にやや大きくなった複数の白い子房が見える。複数の糸状の花柱が中心で束状になっている。」
「3個の子房、糸状の花柱、奥に棒状の仮雄しべ、その奥に花粉を残した雄しべが見える。」
(以上2つとも、続・樹の散歩道「ロウバイの花はのぞき見てもようわからん!」より)
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