アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アカネ科のペンタス

2022-08-12 06:00:04 | みんなの花図鑑
アカネ科特集、2つ目は ペンタスです。


めしべ花

ペンタスという名前は、上から見た花弁の形が五芒星の形をしていることに由来します。(Pentaはギリシャ語のπέντε ( Pente) すなわち「5」より)




ペンタスというと、花筒のなかからこのように雌しべが伸びだしているのが普通です。




白いペンタスでも・・・




赤いペンタスでも。




めしべは Y字型をしていて2つに分かれているところが 柱頭です。




おしべ花

ところが、園芸コーナーで売られているペンタスに、上のようなタイプが売られていることがあります。
これまでのペンタスの花との違い、お判りでしょうか?




花筒の中から伸びているシベが、こちらは雄しべなのです。




おしべが見えているときには雌しべは見えないので、ペンタスは雌雄別種で、雌花と雄花がある??
と、こう考えたくなりますが・・・




実際は おしべが出ている花は 花筒の奥のほうに めしべがあり、めしべが伸びている花は 花筒の奥のほうにおしべが隠れている、ということです。
私自身、両方のペンタスを買ってきて解剖?したことありますが、そのときは残念ながら 花筒の奥のシベは確認できませんでした。



ペンタス - 少し分かったかも篇


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