12月13日 奈良NHKNEWSWEB
ことしも残すところ半月余りとなり、桜井市の大神神社では初詣の参拝者を迎える高さ5メートルほどの大きな門松がお目見えしました。
桜井市の大神神社では、毎年この時期、県内の花や植木の業者でつくる組合が大きな門松を作って奉納し、初詣に訪れた人たちを迎え入れます。
神社の鳥居の前には2つの土台が置かれ、組合のメンバーがクレーンを使って高さ5メートルほどの松の木と竹を立てていきました。
そして、赤い実をつけた南天の枝や葉ボタンなどを飾りつけおよそ3時間ほどかけて門松を完成させました。
神社を訪れた人たちは、さっそくできあがったばかりの大きな門松の写真を撮って少し早い正月気分を味わっていました。
大和高田市から訪れた60代の女性は「こんなに大きな門松をほかに見たことがないので感激しました。すがすがしい気持ちで新年を迎えられそうです」と話していました。
門松を奉納した奈良県花き植木農業協同組合の松田登貴也 組合長は「立派な門松ができてうれしいです。ことしは物価の高騰などで厳しい年だったが、新年はいい年になってほしい」と話していました。