2024/12/13 読売新聞オンライン
除幕した大絵馬に向かって焼香をする園児ら(佐用町で)
佐用町の瑠璃寺参道入り口で12日、来年の 干支「 巳 」にちなんだ大絵馬(縦3.5メートル、横5メートル)の開眼法要が営まれた。地元保育園児らが除幕し、無病息災を願って焼香した。
大絵馬は1992年に始まり、今年で34枚目。2020年からは近くの救護施設「南光園」利用者の堀之内健治さん(54)が描いている。
堀之内さんは「金運アップ、生命力、再生の象徴」として、物価高が収まることや健康、家庭円満に願いを込めて「白い蛇」を中心に梅の花をちりばめたという。
絵馬には、大江秀謙住職(67)が、私情と私欲に打ち勝って社会規範や礼儀にかなった行いをすることへの思いを込めて「 克己復礼(こっきふくれい) 」、世の中の平穏無事を祈って「 五風十雨ごふうじゅうう 」と 揮毫きごう した。