京都府宇治市広野町の市植物公園で、タカノツメの40倍ほど辛い「キャロライナリーパー」など、トウガラシの中でも特に辛い10種類が展示されている。赤や黄色の鮮やかな実がたわわになっている。
「激辛料理」が人気を集める中、同園が「辛いトウガラシを実際に見てほしい」と、初めて展示した。
「キャロライナリーパー」は「カロライナの死に神」という意味で、直径約3センチの丸くごつごつとした実は世界3位の辛さ。6位の「ブートジョロキア」は激辛ソースの材料に使われており、同園の梅村慎太朗さんは「少しだけ食べてみたが、2時間ほど辛さが残った」と話す。
他にも韓国料理に使う「コリアンレッド」、レモンのような香りの黄色い実を付ける「レモンドロップ」などが並ぶ。梅村さんは「さまざまな色や形を楽しんで」と呼び掛けている。
9月末まで見られる。入園料が必要。23、28日は休園。
(京都新聞社)