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台湾のバス大手、東京で日本企業との合弁事業を紹介 MaaS導入に意欲

2019年07月21日 | 台湾のバス・くるま
  
 
WILLERとの合弁事業について紹介する国光汽車客運の呉定発副董事長(右)
  


(東京 20日 中央社)台湾の高速バス大手、国光汽車客運(台北市)の呉定発副董事長(副会長)が19日、東京都内で行われた次世代移動サービス「MaaS(マース)」のイベントで、日本の高速バス大手、WILLER(ウィラー、大阪市)との合弁事業について紹介し、できるだけ早期にMaaSを台湾に導入し、日台の旅客にサービスを提供したいと意欲を示した。

MaaSは「Mobility as a Service」の略で、移動をサービス化する新しい概念を指す。MaaSの現況と発展を探究する同イベントには日本から観光庁の田端浩長官、三重県の鈴木英敬知事ら、台湾から台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の蔡明耀副代表らが出席した。

ウィラーの村瀨茂高社長は、「移動産業」は100年に1度の変革期を迎えていると強調。MaaSの推進には海外で経験を吸収し、提携を模索することが不可欠との考えから、2017年に台湾に合弁会社を設立したと説明した。ウィラーのプレスリリースによれば、国光の高速バスなどを活用した新しい台湾旅行スタイルの提供を目指すとしている。

呉氏は、自身が董事長を務める国光の関係企業、成運汽車製造(屏東県)がMaaSの推進を念頭に開発した3タイプのバスも紹介。このうち全長約12メートルの大型バスは量産体制に入っており、年末に営業路線に投入される。同7.2メートルの中型バスと同3メートルの小型バスはいずれも来年第1四半期にロット生産が始まる見通しだという。
 

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