(台北中央社)台北駅1階ロビーの床面に突如、さまざまな表情のスマイルマークがお目見えした。台湾鉄路管理局(台鉄)は、同駅の多元性やフレンドリーさ、包容力をアピールするためと説明している。
台鉄によると、スマイルマークはシールで、11日夜、終電の運行が終了した後に貼られた。この図柄を選んだのは、世界共通のマークだからで、このほか中国語や英語、日本語、韓国語など10カ国語で書かれた「スマイル」の文字もあしらい、黒と白の格子模様が特徴だった床面に新たな印象を与えたという。
今後は駅構内に椅子を増設して利便性を高めるほか、ボランティアなど非営利目的のイベント会場などとして提供するなどして、公共スペースを活用していきたいとしている。
台鉄は2月末、新型コロナウイルス対策の一環としてロビーでのイベント開催や座り込みを禁止。その後、永続的に禁止する方向で検討を進めていたが、林佳龍交通部長(交通相)や一部の市民などからは見直しを求める声が上がっていた。