12月13日 奈良NHKNEWSWEB
冷え込みが強まる中、天理市園原町にある観光農園では冬咲きの桜が見ごろを迎えています。
日本最古の道とされる「山の辺の道」沿いにある観光農園では、春に加えて、秋から冬にかけても花をつける「四季桜」が道行く人たちを楽しませています。
この「四季桜」は、花が少なくなる冬にあたたかい気持ちになってもらおうと、観光農園を営む東新治さんが20年ほど前から少しずつ増やしてきたもので、およそ20本が植えられています。
花が咲き始める時期は桜の木ごとに違っていて、12月はじめから新たな年の2月にかけて、順番に満開になっていきます。
「山の辺の道」を散策する途中に立ち寄った人たちは、紅葉で色づく山々と、桜が織りなす風景を満喫していました。
京都から訪れた女性は「紅葉を楽しもうときましたが、桜まで見ることができてよかったです。ちょっとお得な気分です」と話していました。
この冬咲きの桜は2月ごろまで花をつけ続けるということです。