盾は、刃物、鈍器、弓矢、投石、銃射撃などから身を守る防具ですが、賞品や室内装飾にも使われています。
衣食住の直接の目的から外れたところでも、守ること褒めること飾ることにかかわるモノがだいじにされてきたのでしょう。
盾は、通常体の前や横に向けて使われますが、これを後ろに背負うと後ろ盾ということになります。
後ろ盾は、モノではなく心の盾です。
人間が何か活動する場合、確かな後ろ盾があれば目的への意の注ぎ方も強くなれます。
後ろ盾も、ときには危険なこともあり、形勢の都合上任せたような後ろ盾に、いつしか銃眼が作られ、機会を見計らってそこから銃口が向けられることもあるので、後ろ盾になっているはずの人の構えや動きにしっかり気を配らなければなりません。
そうなると、国の運命をかけたようなことがらに傾注することもむずかしくなります。
大事への障害は、身の回りにもあって、それもすぐ背中からの力が最強であるのは、物理の法則どおりなのです。