・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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分担の交錯には弱点が生まれる

2013年05月22日 | つぶやきの壺焼

サイバー攻撃への対処は、攻撃を受けないようにということだから自衛隊の所管、子供の連れ去り問題は外国との関係のことだから外務省の所管、そんな理由しか見つからない。
お役所の仕事の分担はよくわからない。
専門家集団がいる気配の感じられないところを仕切り役に仕立てるのも、対外戦略なのかもしれないが、それが最上の体制なのだろうか。

「自衛隊でそんなことわかるのかしら」これは一緒にTVニュースを見ていた孫の素直な疑問であった。
返事には「うふん」という笑い声しか出せなかった。

 仕事を効率よく進めるには「分担」がものをいう。
しかし分担という方法は、部分効率が上がる代わりに、縄張りを意識し、共同を忌避する総合効率阻害の要因も併せ持っている。
そこでは、お手並み拝見、足引っ張りなどというけち臭い根性が、目に見えない働きをする。

分担が適格であればそれでもよいが、新しい出来事に古い組織を逆に当てはめるやり方では、最適選択は得られないから、分担に交錯が起き、弱点が生まれるのは必定である。

一つの省庁に、天下りの機会が訪れるまでかじりついていさせるような、今の役所のかたちは、いずれ思い切った組み換えが必要になるときが来るであろう。

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