漁師は魚を獲るのが仕事です。
漁業は魚を獲るだけでなく、育てて獲って集めて市場に提供するのが仕事です。
育てることをないがしろにすれば、漁業は成り立ちません。
育てるというと、まず囲って餌を与えることを考えそうですが、魚はそんなことをしなくても自由にどこにでも泳いで行かせれば、自分で餌を見つけ食べて大きく育つでしょう。
獲ることだけ心を奪われ、大きくなるまで待たなければ育てることが中途半端に終わります。
掌に乗るような大きさのマグロを獲ってしまったのでは、魚が育つわけがありません。
見つけたらすぐ獲ってしまわなければほかの人に獲られる、それなら協定を結んで稚魚のうちは獲らないことにすればよいのに、目先の利益だけを追う漁業社は、それぞれ気ままを続けたがります。
農林水産省という役所がありますが、そこでは、魚を育てることにどれだけの手を尽くしているのでしょうか。
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