弥のつくりの部分としんにょうを組み合わせると、むやみに画数の多い「ちかい」という字の異体字になります。
漢音は「ジ」です。
もとの字はしんにょうがなくても「ちかい」「ジ」で、この文字は、「なんじ」「しかり」「それ」「のみ」などといろいろな使われかたがあり、引く手あまたです。
しんにょうのない字が、しんにょうのついた字にあてられることもあるそうです。
しんにょうのない「爾」は、色糸を編んだ吊し飾りの象形という説や、はんこの象形という説がありますが、はんこの象形ならば、べたべたした感じもなるほどとうなずけます。
はんこはだいじなものでもあり罪深いものでもあります。
はんこが押してあるというだけで、署名が偽造された初めて見る保証書でも、何億円もの連帯保証人にされてしまう判決が下ることもあるそうです、くわばらくわばら。
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