文徴明(1470-1559)
祝允明と対照的に謹厳実直な人物として知られる。
呉中の4才子の一人とされていたが、
その実直ガリ勉の彼だけが進士に合格出来なかったのは不可思議だ
後に、。
才学人徳を望まれ官職に就いたが直ぐに辞して神仙の如き隠遁生活に入った。
その後30有余年、蘇州の文化人達と厚く交流し、
その中心人物として存在感を示した。
遊天池詩(1538)
天池に遊んだ時に作った詩を後年書にした。
天池とは蘇州の近くの華山の上に有る池の事である。
この書は黄庭堅に似せて書いたものだが、
黄庭堅の書よりもよりよいと言う。