米芾・字は元章(1051~1107)は、北宋期を代表する能書家であり、また単なる能書家であるに止 まらず、絵画や文房などにも精通し、著作も『書史』『寶章待訪録』『畫史』『硯史』『寶晋英光集』な ど広範なものを残している。幸いなことに今日我々が見ることができる米芾の作品は、刻帖を併せれ ば膨大な量となり、北宋期だけでなく、中国の書道史上においても卓越した能書家であることを認め ることができる。
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