書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

篆書 侯馬盟書臨

2006-05-03 14:44:05 | Weblog
西周王朝滅亡が紀元前771年、
始皇帝が全国統一したのが紀元前221年、
周王朝の支配力が弱まるこの500有余年を春秋戦国時代と呼ぶ。
乱立した諸侯が競い合い当初200有余の大小国も次第に淘汰され、
七大国が覇を争う戦国時代に突入する。
各国は他国を凌いで主導権を勝ち取るべく自国を強化に凌ぎを削る、
政治的、社会的に如何に新政策を打ち出すかに心血を注ぐのである。
謂わば自由競争の時代であった。
諸侯間の同盟、裏切り、内紛は日常茶飯事で有ったであろう。
国家間、或いは国内の家臣との間で結ばれた同盟の証となった盟書が残っている。
先の尖った石、玉などに筆を用い朱で書かれているものが多い。
朱は元来、血であったとも言われる、所謂、血書なのだろう。


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