「計算サイト」に「つるかめ算(つるとかめ)」というページがあります。
かっこ書きの説明をわざわざ名前につけて載せているのは、名前だけでは何のことなのかわからない人が多いと見てのことでしょうか。
しかし、折角(つるとかめ)と書かれていても、寿命の計算なのかと思ってしまう人もいるでしょう。
つるとかめの頭の合計と、足の合計から、つるとかめがそれぞれ何匹かをはじき出すという計算の必要に、実生活で出逢うことはごく珍しいことと言えます。
これは、算術、算数、初等数学を学ぶための題材として誕生したもののような気がします。
そんな計算など使ったことがないと、茶飲み話のようなことを、講演や公開座談にとりいれるおかたもいらっしゃいますが、それは、話を聴く人の肩の力をほぐそうというつもりなのでしょう。
使ったことがないとは言っても、頭の働きのどこかでほかの形で効き目が出ているのに気付かないだけかもしれません。
人間に限らず、生物はみな、すぐ役に立つことなら、教えられなくても自分で会得します。
使わないから教えない、そんな短絡的な考えを、大真面目に教育改革と思い込む人が出てくるほど、人間の頭は弱ってきているのです。
つるかめ、つるかめ。
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