忘れないうちに、ちゃんと書いておこうと思ったこと。
久しぶりに、本当に久しぶりに舞台を観に行った。
コロナ禍での観劇は初めてだった。
プロフィールにも書いてあるんだけども、
2020年の7月に出演予定だった自身の舞台が延期になり、
(いつになるかも分からない・・・)
何が正解で、何が間違っていてなんて一概には言えなくて、
ずっとモヤモヤを抱えている(たぶん今も)
こんな状況下で、どんな判断を下すか、選択をするか、
それを単純に情熱度みたいな判断にすり替えられたくないなぁとか。
私は、延期の判断をした主催者の人を100%信頼しているので、
その時にもらった言葉をただ大事に抱えていようと思ってもいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/7f/10d9add2507e31c4e2669acf5885daba.jpg?1622598904)
そんな中で、「観劇」って部分でもだいぶハードルが上がってしまっていた。
公共交通機関を使用することを極力避けていたけど、
徒歩圏内の劇場がたくさんあるし、(本多劇場の柿喰う客も観たかったな・・・)
やっぱり画面を通してじゃなくて、劇場でお芝居が観たい。
でも、どうしても、足が向かなかった。
そんな中(前置き長い・・・)、
今回の劇団は前から観たくて、話題にもなってて、
再演きた!!!と思って、でも池袋か・・・と迷ってて、
あらすじとか、感想とか目にして、
これは・・・絶対観ないと後悔するやつ、という直感。
自分のそういう勘を信じてみて、楽日のチケットを取った。
結果、本当に行けて良かった。
このお芝居を、劇場で観ることができて、
そして、コロナ禍での最初の観劇体験になって、
きっとずっと忘れない舞台の1つになった。
前回、同じような直感を信じて次男の産後半年くらい?の時期に、
同じ芸劇シアターイーストで、ダルカラの福島三部作を観た。
(1日で3本観劇するというやつ!)
その時と同じくらい、自分の勘をまた信用できて嬉しい。
偶然にも、開幕してから「この道」同じ歌が流れるとか…。
実体験を元に描かれた親子三世代に渡るストーリー。
(実際に実父が本人役で出ている・・・!)
単純に、この話を書こうと思ったことがすごいと思ったし、
書くことで、色々と感情が整理されて昇華されていったのかな、
と自身のアレコレをどうやっても重ねて観てしまうから、
子の目線はもちろん、親目線も(今となっては)理解できて、
どちらからも余計に感情移入しすぎて、何でもないシーンで、
何度も何度も泣いてしまった。
永遠のテーマ、夫婦と家族とやりたいことと、時間の流れと。
刺さる人には刺さりすぎるくらいの舞台だったんだと思う。
思い出しても、ウルっとしてしまう。
そして終演後のアナウンスに希望があって、(アナウンス後に拍手が起きるくらい)
本当に素晴らしい時間だった…。
あぁ、やっぱり舞台って、演劇って良いな。
そう思いたかった、またそう思う舞台に出会いたかったのだと、
ボーっとした頭で思いながら帰路についた。
そう思える日になって、幸せだった。
まだ舞台への想いが、沸々と湧き出てくるみたいで、
そんな感覚も嬉しかった。
あと、どうでも良い個人的なことなんだけど。
池袋という場所は、自分にとって鬼門?なのか、
芝居関係でも、仕事関係でも強烈な負のイメージが残ってしまって、
なかなか覆せない記憶でもあるのだけれど、
こうやって幸せな観劇体験で記憶を上書きしていきたい!