蓬 窓 閑 話

「休みのない海」を改題。初心に帰れで、
10年ほど前、gooブログを始めたときのタイトル。
蓬屋をもじったもの。

『スキッピング・クリスマス』

2017年12月19日 | 読書

『スキッピング・クリスマス』ジョン・グリシャム(白石 朗訳)



 会計士の主人公がクリスマスにかかる費用を計算した。
 ざっと6100ドル。日本円にして50~60万というところ。 
 クリスマスカードやその送る費用、家周辺の飾り付け、あのきれいなイルミネーション。ツリーにプレゼント、ディナーの費用。
 彼は、それらが無駄だと考えた。
 すべての行事をパスし、旅行に行くことを決意する。
 そこから、ごたごたが始まる。
 
 妻への了解から始まり、イルミネーションひとつでも町全体の調和があり、彼の家だけ真っ暗というわけにいかない。
 断固遂行しようとするが、町内会?とのあつれきなど、てんやわんやがコミカルに描かれ、グリシャムが別の面での才能を発揮する。
 軽く読めて楽しい話である。

 日本の正月も同じこと。
 お歳暮は済んだ。昨日はお節料理を注文(2、3年まえまで自分で作っていた)。きょうは注連縄を買ってきた。賀状はまだ書き終わっていない。やれやれ。
 いちどはスキッピング・正月といきたいものだ。

 ちなみに主人公の乗用車はトヨタの“レクサス”。
 海外テレビや小説のなかに、最近レクサスの名がよく出てくる。アメリカでのリコールや中国での試練などがあったが、健闘を祈りたい。

2012年12月23日 | 再掲

 さて、皆さまんちのお正月の費用は?


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