『スキッピング・クリスマス』ジョン・グリシャム(白石 朗訳)
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会計士の主人公がクリスマスにかかる費用を計算した。
ざっと6100ドル。日本円にして50~60万というところ。
クリスマスカードやその送る費用、家周辺の飾り付け、あのきれいなイルミネーション。ツリーにプレゼント、ディナーの費用。
彼は、それらが無駄だと考えた。
すべての行事をパスし、旅行に行くことを決意する。
そこから、ごたごたが始まる。
妻への了解から始まり、イルミネーションひとつでも町全体の調和があり、彼の家だけ真っ暗というわけにいかない。
断固遂行しようとするが、町内会?とのあつれきなど、てんやわんやがコミカルに描かれ、グリシャムが別の面での才能を発揮する。
軽く読めて楽しい話である。
日本の正月も同じこと。
お歳暮は済んだ。昨日はお節料理を注文(2、3年まえまで自分で作っていた)。きょうは注連縄を買ってきた。賀状はまだ書き終わっていない。やれやれ。
いちどはスキッピング・正月といきたいものだ。
ちなみに主人公の乗用車はトヨタの“レクサス”。
海外テレビや小説のなかに、最近レクサスの名がよく出てくる。アメリカでのリコールや中国での試練などがあったが、健闘を祈りたい。
2012年12月23日 | 再掲
さて、皆さまんちのお正月の費用は?
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