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'07/01/26の朝刊記事から
北見ガス漏れ
管の破断 短時間で
北大教授 腐食や劣化否定
北見市春光町で3人が一酸化炭素(CO)中毒死したガス漏れ事故で、現場付近のガス管が破断した原因について、道警に所見書を提出した北大大学院工学研究科の野口徹教授(鋳造工学)は25日、さらに「ガス管の周囲の土壌が動き、その力によって極めて短時間に破断した可能性が高い」と語った。
ガス管は直径150ミリの「ねずみ鋳鉄管」で、地表から1.6メートル下にあった。
ほぼ全周に亀裂が入って完全に破断し、上下に1センチずれ、そこからガスが漏れて、下水管などを伝わり住宅などに広がったとみられている。
野口教授は「破断面を見ると、比較的短時間で破断したことが分かる。
腐食や劣化、金属疲労など長年かけて起きたものでないことは確か」と分析する。
ガス管の埋設場所が深いため、厳冬期に地中の水分が凍って土が盛り上がる「凍上現象」や、道路や歩道上を通過する除雪車の衝撃などは直接原因とは考えにくいという。
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'07/01/26の朝刊記事から
不二家、国の規範無視
食中毒菌検出でも販売可
大手菓子メーカー「不二家」が、洋菓子から食中毒を起こす恐れがある大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出されても、独自に設定した社内基準値以下であれば販売して構わない、とマニュアルで定めていたことが25日、分かった。
1983年に厚生省(当時)が製造業者向けに定めた「洋生菓子の衛生規範」では、大腸菌群や黄色ブドウ球菌が見つかった製品は一切販売できないことになっている。
マニュアルは一般生菌数についていも、規範より10倍も甘い「1グラム当たり百万個以下」に設定しており、同社のずさんな衛生管理の実態が浮き彫りになった。
規範に定めた基準値は努力目標で違反しても罰則はないが、厚生労働省は「にわかに信じ難い話だ。どうしてこのようなマニュアルを作ったのか、きちんと説明してほしい」(食品安全部)とする。
また東京都食品監視課の担当者は「そんな社内基準は聞いたことがない。大腸菌やブドウ球菌は本来、製品に見つかってはいけないもの。ゼロでなければ製品としては安全でないといえる。『ゼロ』は食品業界が最低限、守るべき規範のはずだ」と驚いている。
大腸菌群と黄色ブドウ球菌
どちらも自然界に広く存在する。大腸菌群は商品向上などの衛生状態を示す指標として用いられ、食品から多く検出されると、工場内がサルモネラ菌や長円ビブリオ菌など食中毒を起こす他の最近にも汚染されている可能性が高まる。黄色ブドウ球菌は食品中で増殖する届く側を分泌することがあり、毒素は過熱してもなかなか消滅せず、焼酎毒の元仁になる。厚生労働省の「洋生菓子の衛生規範」では、製造時の細菌検査で大腸菌群と黄色ブドウ球菌がともに陰性でないかぎり、食品を販売できないことになっている。