’08/08/09の朝刊記事から
南オセチア介入 米ロ関係悪化の虞れ
国際社会の調停が鍵
【モスクワ8日時事】グルジアが南オセチア自治州に進攻する軍事作戦に踏み切ったのを受けて、ロシア軍が軍事介入、一触即発の危機に直面している。
サーカシビリ・グルジア大統領は、緊密な協力関係にある米国の了解を取って今回の軍事行動を決定したとみられ、米ロ関係が一段と悪化する可能性がある。
南オセチア紛争
1990年末、南オセチア自治州がロシア領北オセチア自治共和国への編入を求めたことをきっかけに、グルジア軍が州都ツヒンバリに進攻。
91年にかけて武力衝突が続き、2000-4000人が死亡した。
92年6月、当時のエリツィン・ロシア大統領とシェワルナゼ・グルジア国家評議会議長が会談、紛争解決で合意した。
停戦監視のため、ロシア、グルジア、南オセチアの合同平和維持部隊が展開している。(モスクワ時事)