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’08/04/26の朝刊記事から
平和条約いらない
ロシア前外務次官
【モスクワ25日加藤雅毅】ロシアのロシュコフ前外務次官は、25日のロシア紙ブレーミャ・ノボスチェイのインタビューで「日露間に平和条約はいらない」と述べ、領土問題解決は不要との見解を示した。
福田康夫首相の訪露にあわせ、日本側を牽制する狙いとみられる。
ロシュコフ氏はロシアと平和条約を締結していないドイツとの関係には支障がないと指摘。
「隣国との国境は画定したほうがよいが、この問題に対する日ロの見方は正反対だ」と述べ、領土問題解決の難しさを強調した。
さらに「合意への支障は、両国の政治状況だ」と述べ、安定した政権の下でなければ打開は望めないとの認識を示した。
ロシュコフ氏は駐日大使も務めた知日派。
今年3月に次官を退任した。