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’07/11/11の朝刊記事から
米国産牛肉輸入 条件撤廃要求へ
米大統領 日米首脳会談で
【ワシントン10日共同】米政府筋は10日までに、ワシントンで今月16日に開かれる日米首脳会談で、ブッシュ大統領が福田康夫首相に対し、米国産牛肉の輸入条件完全撤廃をこれまで以上に強く迫る方針であることを明らかにした。
日本側は「食の安全」の観点から撤廃はできないとの立場を崩しておらず、ブッシュ大統領との初会談に臨む福田首相は難しい対応を迫られそうだ。
日本は生後20カ月以下の牛に限定している現在の輸入条件を、30カ月以下に緩和する方向で調整を進めている。
しかし米国はそれでは不十分だとして、月齢条件の完全撤廃を求めている。
同筋は「大統領が規制撤廃を求める首相は、これで3人目になる」と述べ、小泉純一郎、安倍晋三の歴代首相に繰り返し撤廃を要求してきたにもかかわらず、いまだに進展が得られないことに大統領自身が不満を募らせていると指摘した。
福田首相は「科学的知見に基づき対応する」と説明する方向だ。