よう知らんけどさ

経営者ってのは、欠点だらけでも、ずば抜けた長所が一個あって、それで飯を食ってる人種なのかもと思った。

ケチで話が長くて時代にアップデートできてなくて社員の立場にものを考えられない社長だけど、唯一の美点が顔が広いということ。

例えば大塚家具だって、身内の娘からしたら、時代錯誤で古臭い商売で、全然ダメと思ってただろうけど、それがお客さんを繋ぎ止めてたわけで、娘にかわって今風の商売したら既存のお得意様が離れちゃったように。身内からしたら、何が美点か、読めない時がある。

うちの社長の場合、も、そう。話が長いから早口になって色々喋るから何がポイントで何が一番大事か相手に伝わらない。けど、それが不思議な魅力になっているのかも、と、思ったりする。

社長の体調がすこぶる悪い。腰が痛すぎて身体が動かなくなって、自律神経もやられていて熱を測っても熱はないのに身体は熱っぽく、夜中に発熱する。らしい。歩けないとか、尋常じゃない。心配だ。そして食べれてないから激痩せの一途。社長は1人暮らし。友達もいないみたい。

なんといっても、社長がいなかったら仕事が回らない。

ああ、なんとか回復して欲しい。もう好きなだけ喋りたおして良いからさ。