あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第5章の30(懷玉)

2016-01-20 21:28:51 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi07.html より引用

第七十章

原文
吾言甚易知、甚易行。天下莫能知、莫能行。
言有宗、事有君。夫唯無知、是以不我知。
知我者希、則我貴矣。是以聖人、被褐而懷玉。

書き下し文
わが言は甚(はなは)だ知り易く、甚だ行ない易きも、
天下能(よ)く知るもの莫(な)く、能く行なうもの莫し。
言に宗(そう)有り、事(こと)に君あり。
それ唯だ知ること無し、ここを以(も)って我れを知らず。
我れを知る者は希(まれ)なるは、則(すなわ)ち我れ貴(たっと)し。
ここを以って聖人は、褐(かつ)を被(き)て玉(ぎょく)を懐(いだ)く。

現代語訳
私の言っている事は本当はとても解り易く、
誰にでも簡単に出来る事なのだ。
しかし世の人々はそれを理解できず、また行う事も出来ない。
私の言葉や行いには要点があるのだが、
人々はそれに気づかないでいる。
だから私の言う事が理解できないのだ。
だが私の言葉を人々が理解できないという事は、
それだけ私という存在が貴重という事でもある。
このように「道」を知った聖人は、
粗末な衣服を着ていながらも心の内には大切な宝を抱いている。
その貴さは上辺からは理解できないのだ。

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1/24追記
懐の玉とは、まさに良心のことではないか!
心の内の宝、それは良心という真理なのだ!

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