急性膵炎の診療ガイドラインを読んでいたら
興味深い記述を発見しました。
というわけで今日は私のお勉強備忘録です。
今更ながらの内容かも。
血清アミラーゼは迅速測定が出来るという利点があるが
特異度・感度とも低いという欠点がある。
特異度の低さ→膵疾患以外でも高値を示す。
感度の低さ→慢性膵炎を背景とするアルコール性急性膵炎では数値が上がらないことが多い。
そのため、急性膵炎の診断の際にもっとも有効となる膵酵素はリパーゼ。
リパーゼの急性膵炎に対する感度は85~100%、特異度84~99%。
血中アミラーゼが正常である場合の急性膵炎の診断に有効とのこと。
おっと。
感度&特異度って何のことだ?
感 度・・・病気である場合に検査が陽性と出る確率。
特異度・・・病気でない場合に検査が陰性と出る確率。
だそう。
急性膵炎におけるリパーゼをこれに当てはめると
急性膵炎の際にリパーゼが陽性(=異常高値)になる確率は85~100%
急性膵炎ではない時にリパーゼが陰性(=正常値)になる確率は84~99%
ということになるのでしょう。
つまり、急性膵炎の診断に一番適しているのはリパーゼであるということ。
他の膵臓酵素の結果は次のとおり。
トリプシンは高い感度を示し、
ホスホリパーゼA2(PLA2)は重症度と相関するが、
どちらも検査に時間がかかるため急性膵炎の診断には適さないとのこと。
他に気になったこと。。。
・血中アミラーゼよりはP型アミラーゼのほうが異常高値が長く続く。
・アミラーゼ、リパーゼとも高脂血症の場合には正常~低値となることがある。
・Pアミラーゼの測定は高アミラーゼ血症との識別に有効。
・尿中アミラーゼは他の血中膵酵素と比べて優れているということはない。
・トリプシンは高い感度を示すが迅速測定できないので、急性膵炎の診断には適しない。
・エラスターゼ1は他の膵酵素と比べて異常値が長く続くので、発症後時間を経た場合の診断に有効。
アミラーゼ、リパーゼの異常値について表にしてみました。
アミラーゼ高値が膵疾患に必ずしも繋がらないので
リパーゼの測定が大事だということですね。
慢性膵炎におけるリパーゼの特異度、感度については
見つけられませんでした。
興味深い記述を発見しました。
というわけで今日は私のお勉強備忘録です。
今更ながらの内容かも。
血清アミラーゼは迅速測定が出来るという利点があるが
特異度・感度とも低いという欠点がある。
特異度の低さ→膵疾患以外でも高値を示す。
感度の低さ→慢性膵炎を背景とするアルコール性急性膵炎では数値が上がらないことが多い。
そのため、急性膵炎の診断の際にもっとも有効となる膵酵素はリパーゼ。
リパーゼの急性膵炎に対する感度は85~100%、特異度84~99%。
血中アミラーゼが正常である場合の急性膵炎の診断に有効とのこと。
おっと。
感度&特異度って何のことだ?
感 度・・・病気である場合に検査が陽性と出る確率。
特異度・・・病気でない場合に検査が陰性と出る確率。
だそう。
急性膵炎におけるリパーゼをこれに当てはめると
急性膵炎の際にリパーゼが陽性(=異常高値)になる確率は85~100%
急性膵炎ではない時にリパーゼが陰性(=正常値)になる確率は84~99%
ということになるのでしょう。
つまり、急性膵炎の診断に一番適しているのはリパーゼであるということ。
他の膵臓酵素の結果は次のとおり。
トリプシンは高い感度を示し、
ホスホリパーゼA2(PLA2)は重症度と相関するが、
どちらも検査に時間がかかるため急性膵炎の診断には適さないとのこと。
他に気になったこと。。。
・血中アミラーゼよりはP型アミラーゼのほうが異常高値が長く続く。
・アミラーゼ、リパーゼとも高脂血症の場合には正常~低値となることがある。
・Pアミラーゼの測定は高アミラーゼ血症との識別に有効。
・尿中アミラーゼは他の血中膵酵素と比べて優れているということはない。
・トリプシンは高い感度を示すが迅速測定できないので、急性膵炎の診断には適しない。
・エラスターゼ1は他の膵酵素と比べて異常値が長く続くので、発症後時間を経た場合の診断に有効。
アミラーゼ、リパーゼの異常値について表にしてみました。
アミラーゼ高値が膵疾患に必ずしも繋がらないので
リパーゼの測定が大事だということですね。
慢性膵炎におけるリパーゼの特異度、感度については
見つけられませんでした。
感度・特異度はなんとなくわかるようで分かってなかったですね。
勉強になりますわ~
表にされるとひと目で分かるね。
こういう風に病気を一緒に考えてくれるのって心強いなと思いましたよん。
私も負けずに勉強しなきゃ~
私はアミラーゼ・リパーゼともに正常値ですね。ここ数年
慢性膵炎だけど、膵性糖尿病の症状ばかりだな~
ブログの病名変えた方がいいのかな~
なるほど。。。と思いやした。
私は、トリプシンや、エラスターゼ1は、数回しか検査項目に入っていなかった記憶が。。
アミ&リパは必須ですねぇ~
激痛ってる時は、アミラーゼはもちろん、リパーゼは、アミラーゼの倍ってのが。。。。
私っぽい数値。
リパーゼが、正常に戻らずグズグズしてたら寝たきりに。。。。
そんなリパーゼ、結構重要ね。
いつもだいたい200位かな…
リパーゼってどうやったら下がるんだろう?
脂質摂ってないのに…
消化剤増やせばいいのかなぁ?
昨日も検査してきたよー。
感度は理解しやすいんだけど
特異度がなかなか難しいよね。
私も書いていながら???と考え込んじゃった。
つまりは「病気でなければ異常は出ない」ということなんだろうね。
以前は膵臓の本を読んでも急性膵炎は飛ばしてたけど
今は縁のあるものだから、ちゃんと(?)呼んでます。
表にすると自分も理解しやすくなるからいいわ。
トリプシンとエラスターゼ1は検査代金が高いから
滅多に調べないんじゃないかしら。
大学病院で検査したときに
「トリプシンは(膵炎の)標準的な検査ではない。」
とか言われたよん。
大学病院ではアミ(Pアミ)、リパのみだったなあ。
痛くても数値が高くないことはあるけど
リパが高いときは絶対に痛いね。
痛みを一番正確に表してる数値だと思うよー。
私の場合、当初は常にリパ異常だったのに
最近は滅多にオーバーしないの。
アミがすごく高くても基準値内だったりする。
フオイパンが効いてるのかなと思ってるんだけど。
そしてフオイパンの効きがよくなった?と感じたのは
パリエットを処方されてから。
もしかしたら、パリエットのおかげでリパーゼが下がったのかも。
(根拠はない。。。)
私の病院ではリパーゼは外注なんですよ。
当日結果には出ないので、後日確認しない限りは知らないままです。
リパーゼはアミラーゼと同じく機械で自動測定できるのですが
リパーゼを測定できるようになっている機械と
そうじゃない機械があるのかな???
よくわかりませんが、大きな病院では即日結果が出るようです。
膵臓疾患は患者数が少ないので、
リパーゼを外注のままという病院も少なくないのかも。
リパーゼはそのまま「リパーゼ」と書かれてますよ。
私の血液検査の結果における「リパーゼ」は、
「LIP」とあったはずですが…
私が重症急性膵炎で1週間ICU&1ヶ月ちょっと入院したときの「P-AMY」が4424、「LIP」が16712でした。(^0^)
まあ、どのように考えても、ストレスが原因と思われますがね。(^0^)
それにしても、重症急性膵炎って怖い病気ですよね。
適切なコメント、ありがとうございます。
うちの病院は『リパーゼ』『トリプシン』がカタカナ表記なので
てっきり全国共通(笑)かと思い込んでました。
それにしても凄まじい数値だったのですね。
私の数値がかわいく思えてきました。(^^;
そして、リパーゼのほうがかなり高値だったという事実に納得いたしました。