さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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膵炎の点滴

2010年03月06日 11時01分27秒 | 慢性膵炎と日常生活
膵炎の点滴といえば、フサン、ミラクリッド、FOYの3種類。
この3つの薬効については、説明しているサイトがあるのでご覧頂くとして。
読んで頂ければわかりますが、
FOYにはOddi括約筋の弛緩作用があります。
そのため、十二指腸乳頭の働きに問題があって、
膵炎を起こしている場合にはフサンよりもFOYが使われるようです。

私が使ったことがあるのは、
フサンとFOYのジェネリックであるレミナロン。
膵炎関連のお薬のジェネリックはどれもイマイチ感が漂いますが
中でもこのレミナロンというお薬はイマイチ、
ではなく、ある意味最強。
右に出るものがないぐらいの破壊力があります。

レミナロンが漏れて静脈炎を起こした時の写真。
気持ち悪いので、画像を小さくしています。



↓ ↓ ↓



拡大バージョンはここここをクリック
左手(右側)が無事で、右手(左側)が漏れた手です。
太さの違いがわかるでしょうか?

この写真で点滴漏れから数日経過した頃です。
漏れてすぐであればステロイドの注射が有効だそうですが
私の場合は時間が経っていたため、
ステロイドの塗り薬のみで対応しました。
レミナロンを点滴していると、血管が痛め付けられて
あれよあれよというまに血管が赤くなってきます。
その後、更に漏れて腫れ上がり、腕全体が赤身を帯びます。
それでも本当に漏れたらこんなものではすまない、とは言われました。
(レミナロンの薬剤漏れについて、こんな記事があります。)

現在、私の病院ではFOYはジェネリックしか存在せず、
フサンは動注がある関係か先発が生き残っています。
ミラクリッドは使ったことがないので、わかりません。
おそらく、フサンもFOYも高価な薬なので、
DPC導入後赤字対策でジェネリックになったのでしょう。

ひどい静脈炎を起こした結果、私はフサンになりましたが
レミナロンを投与されている膵炎患者さんに遭遇することは
少なからずあります。
何事もなければいけれど、と複雑な気分。。。

FOYの一般名は「ガベキサートメシル酸塩」。
ジェネリックではパナベート、アガリット、アロデート等があります。
先発、後発問わず、
点滴漏れで投与部位に静脈炎、硬結、潰瘍・壊死障害が生じることがあり、
重症化することもあるので、
点滴が漏れないように注意をしなくてはいけません。

フサンの一般名は「メシル酸ナファモスタット」。
こちらも副作用に静脈炎がありますが
レミナロンの破壊力に比べたらどうってことはありません。
漏れて腫れた時でも、数時間で腫れが引きました。
ただ、続けて使っていると
血管が硬くなって、針が刺しづらくなるのは事実です。
残念ながらFOYの先発は使ったことがないので
FOYとフサンを比べることはできません。

いずれにしても
フサンとFOYはこのように静脈炎を起こすことがあるため、
軽症の膵炎の場合はミラクリッドが第一選択肢となることが多いようです。

<追記>

フサンがジェネリックに変わり、薬疹が出て使えなかったため、
現在、私が使っている点滴はミラクリッドになりました。
フサンのジェネリックは膵臓への効果としてはあまり変わらないように感じました。
FOYやフサンのゾロが人工透析の機械を詰まらせることがある・・・
ことからも、アレルギーは添加物等の違いによるものだと思われます。
ミラクリッドはフサンやFOYに比べると即効性はありません。
また、時間をおいた一回目はとても良く効くのですが
続けて打っていると効果が少なくなります。
ただ、静脈炎という副作用がありませんし、
元々体内にあったもの(原料は人尿)のためか
膵臓以外の部分にもじわじわゆっくりと効いてきて
だるさや倦怠感にはフサン等より効くような気もします。

膵臓の痛みに効果があるのは
私の体感ではフサン>FOY>ミラクリッド。
といった感じです。

この3つはそれぞれ阻害する膵酵素が違いますので
効果には個人差があるのではと思います。

ハプスブルク展

2010年03月05日 21時17分04秒 | おでかけ
昨日、友達と会って話しているうちに
やはり見たい!と思い立ち
会期終了間近の『THE ハプスブルク展』
駆け込みでいってきました。

京都駅から博物館行きのバスに乗ろうとしたら長蛇の列。
ここでちょっと嫌~な予感。
でも、気づかないふりをしてw
1メーターで着くだろうからとタクシーに乗りました。
博物館に着いたのが1時過ぎ。

なんか、すごいにぎわってる。
チケットを買おうとしたら
なんと、『ただいま60分待ちです』という看板が

60分!?
ここにはパンダがいるのか!?
(パンダより希少価値か。

4時頃になると空いてくると係員の人に言われたので
他で時間つぶしをしてくることに。

まずは隣にある三十三間堂へ。
ここにある千体の仏像はすべて顔が違うとか言われているらしい。
言われてみると、確かに少しずつ違う。
この千体の並びはどう決まっているのだろう?
前列がやはりスター?
と罰当たりなことを言いつつ、鑑賞。

その後は、当初から祇園に行く予定だったため
計画を前後させて祇園へ。
三十三間堂からなら歩けるだろうと歩いてみました。
・・・遠かった。(笑)
明日はきっと筋肉痛。

祇園では「鍵善良房」に行きました。
ここのくずきりは、
TVで市川海老蔵さんも紹介されてましたが、絶品です。

ワタクシ、くずきりが大の好物で
お鍋はくずきりがあれば他には何もいらない!
っていうぐらい好き。
中でも吉野葛は特上品ですね。

さて。
くずきりが終わったら、そろそろ良い頃かと博物館へ出戻り。
30分待ちになってました。
実際には20分ちょっとで入れたかな。

入場制限するぐらいなので、中も押すなへすな。
人混みの中ではなかなかゆっくり鑑賞できません。
いっつも思うことですが、
本来、絵画は海外の美術館のように
静かに鑑賞するのが正しい姿ですね。

ハプルブルク展には「ウィーン美術史美術館」「ブタベスト国立西洋美術館」
から主に出品されていました。
ベラスケス、ラファエロ、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイク・・・。
これだけの絵画が並ぶと壮観です。
混むのも当然と言えば当然。

ウィーン美術史美術館は行ったことがあるけど
時差ぼけで眠くてあまり記憶がなかったので
こんなのあったっけ?ばかり。

そして、ウィーン訪問時には
日本に出品されていて出会えなかった
エリザベートの肖像画にようやくご対面。



思ったよりも、すごく大きな絵でした。
世紀の美女です。
フランツ=ヨーゼフの絵画も来ていたので
一緒で良かったね、と思ったり。(笑)

でも、意外?にエリザベートの絵画よりも人気だったのが、
ベラスケスの「白衣の王女マルガリータ・テレサ」



この前が最高の人だかりでした。
やはり、ベラスケスは素晴らしい!
うんちく、必要なし。
混んでたけど、行って良かったです。

戦利品

2010年03月04日 21時55分50秒 | たわごと
今日は友達と梅田にある
シアタードラマシティに行ってました。
待ち合わせはヨドバシカメラの中にある某お店。
その前に、梅田に行くなら買って来て
と母が頼むので、阪神百貨店に寄りました。

何かって。
たねやのバームクーヘンです。

こんなバームクーヘンがあるのか!?
というぐらいふわふわしていて、
かといって甘すぎず、とてもおいしい。
関東で売ってるのは一ヶ所だけだとか。

いつも行列で、夕方に行くと売り切れのこともあります。
が、今日は午前中だったので、さほど並ばずに買えました。
その隣ぐらいに長蛇の列のお菓子のお店があったけど
あれは一体なんだろう?
お店の名前は見たけど、
明らかに縁がないものだから忘れちゃった。

さて。
母に頼まれた買い物をおえて、
そろそろ待ち合わせ場所に行こうかなと思っていたら
友達から少し遅れますとのメールが。
なら、少し時間つぶしするかとウロウロしていたら
ついつい買ってしまった。

たねやのどら焼きと焼きドーナツ。



たねやの和菓子はどれもハズレなし。
このどら焼きは生地がふんわりしているので
これまた美味しいのです。
食感て、とても大事。
もちもち食感とふわふわ食感。
どちらも甲乙つけがたいものだと思います。

ひなまつり

2010年03月03日 21時16分58秒 | たわごと
今日はひなまつり。
ひなまつりには女友達と会って
おしゃべりしたり甘いものを食べると運気アップ
らしいので、友達とモーニング兼お茶してきました。
ベーコンだの、揚げたジャガイモだのと
食べられないものは友達のお皿にデン。
私と一緒に食事すると
こうやって食べ物が流れてくるので
良いやら悪いやら?

雛祭りは元々災厄を除くために始まったものなので
どんなものでもよいのできちんと飾って
ひなあられや菱餅を供えてあげて、
雛祭りが終われば、すぐに片づけることが大事らしいです。
当地では旧暦で祝う習慣がまだ主流のため
お雛様は当分鎮座される予定。

さて。
2月の前半は親知らずで、
後半はオリンピックで終わりました。
「3月は何しようかなあ?」
と言ったら、友達に
「花見にいかなくちゃいけないんだから、体力蓄えておくように。」
との指令を頂きました。

今年はどこの桜を見ようかな。
吉野の桜を見たいのだけど
ちょっと私の足では無理かしらん。

高遠城址公園の桜も、いつか是非見に行きたいと思ってます。

中野選手、引退

2010年03月03日 20時53分32秒 | フィギュアスケート
フィギュアの中野友加里選手が世界選手権を辞退して、
引退することになったそうです。
フィギュア中野が引退へ

世界選手権でもう一度、彼女の滑りを見られると思っていたのに。
寂しいです。
オリンピックだけを目指して4年間頑張ってきたのだろうから
代表に漏れた段階でモチベーションが保てなくなったのでしょうか。
世界選手権でメダルこそ取れなかったけど
トリプルアクセルを含めた彼女のジャンプ
きれいな高速ドーナツスピン
ほわっとかわいい笑顔
大好きでした。

彼女がオリンピックにいけずに現役を終えることが残念でなりません。
(勿論、代表三選手は全員素晴らしかったです。)
もう一度、彼女の会心の演技が見たかった。

彼女の今後の人生に幸多かれと祈ります。

舟和の芋ようかん

2010年03月02日 21時35分59秒 | 食べ物のこと
姉が昨日、友達からおみやげに貰ってきたもの。
舟和の芋ようかんとフォションの紅茶。
芋ようかんは前に友達に貰ってすごいおいしかったし
フォションの紅茶も大好きです。



姉の友達なのに、
「これなら妹さんも食べられるでしょ。」
と下さったそうです。
ワタクシを基準にしてくださるとは、嬉しいことです。
ありがたや、ありがたや。
おいしく、頂戴しました。

にしても。
何故、東京には芋系統のお菓子が多いんですかね。
(芋きんと芋ようかんだけ?)
関東はさつまいもが名産?

と、ちょっと調べたら
関東ローム層でさつまいもが取れるようですね。
関西ではさつまいもといえば、鳴門金時です。
甘くておいしいです。

ただし、さつまいもは、繊維が多いので
膵炎患者は裏ごしして食べましょう。

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』

2010年03月02日 21時34分06秒 | 観劇・鑑賞日記
レディースデー1000円を利用して
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を見てきました。

ギリシャ神話を元にしたお話で
ゼウス、ポセイドン、ハデス等々が出てきます。
宝塚ファンには「TAKARAZUKA舞夢」でもお馴染みの神々です。
CGの進化で映画化が可能になったのでしょうが、
「ロードオブザリング」以来、
こういう神話、寓話系の映画が増えましたね。

さて。
ギリシャ神話を少し読めばわかるのですが
ゼウスって全知全能の神といいながら、
あちこちの女性をとっかえひっかえ、
ろくでもないオッサンです。(笑)
なぜ、こんなオッサンが一番エライ神様なのか?は
ギリシャ神話の一番の謎かもしれません。

物語の始まりは、ゼウスとポセイドンが
普通の服装でエンパイアーステートビルの上で
稲妻を取った、取らないという言い争いから始まります。
これがすごい違和感。
神様が何故エンパイアーステートビル???という。

神話に詳しい姉曰く
「神様が現代社会に出てくる時は、周りにバレないように普通の格好で出てくることになっている。」
らしい。
でも、神話に入り込むためには
始まりはもう少し神話ムードではじめて欲しかったような気も。

タイトルに「パーシー・ジャクソン」という主人公の名前が入ってますが
この映画の影の主役はメデューサです。
最後のオチまでメデューサ。

こえーよーっ。

いやはや、すごい迫力でした。
あれだけで映画代はオツリが来ます。
刺激が欲しい方は是非どうぞ。(笑)

脳によいこと

2010年03月01日 22時05分24秒 | たわごと
昨日、『エチカの鏡』で脳に良いことを色々と取り上げていました。
悪口や愚痴は「言わないこと」が大事なのかと思っていたら
愚痴や不平不満は思うだけでも脳に良くないらしい。
良いことばかりを考えると良い結果がついてきて
悪いことを考えるとその通りになってしまう模様。

風水では言葉や文字にしないようにとか言われるけど
それどころか思考回路を取り替える必要があるらしい。
ストレスを感じないように思考の転換をするって難しいなあ。
イラっときたり
なんで?と思ったり
先の不安を考えたり
こういうのは良くないってことね。

イライラしないで
心をゆったり穏やかに
それでいて、常に良いことを考える。
うーむ、なかなか難しい。

脳が体に指令を出しているのだから
「病気が治らない」と思うことが
病気を更に悪化させている可能性はあるのかも。

といって。
治る、治ると思いこんで
暴飲暴食をしたら、それはまた意味が違うって話になるけど。(笑)
確かに、痛くなるかもと思っていると
痛みを引き起こすのは事実。
悪い結果を先に想像するのは良くないことですね。

“寝る前にポジティブな日記を書く”
ことも脳に良いそうです。

さて。
そろそろ寝る前ですが。
今日のポジティブ日記は
今日の閉会式でのプルさま、素敵だった。
トリノの世界選手権は金メダルだよ←何かが違うww

腫瘍マーカー

2010年03月01日 21時41分41秒 | 慢性膵炎と日常生活
少し前のことなのですが
がんの市民講座で腫瘍マーカーのことを聞いてきました。

膵臓で調べられる腫瘍マーカーといえばCEAとCA19-9。
ありがたい(?)ことに
私は毎月のように調べられてます。
ただ、この腫瘍マーカーというのはクセモノで
正常値だからガンがないという保証はなく
逆に基準値オーバーしていてもガンではないこともあります。
講義をしてくださったDr.曰く
本当にガンであれば少しのオーバーというようなことはなく
顕著に異常が出るとのこと。
たとえば、CA19-9の基準値は37までですが
50ぐらいであれば胆石でもそういう異常値が出ることが珍しくないそう。
また、異常値があっても何の病態もないこともあるそうです。

そんなわけで改めて調べてみました。

CA19-9は膵臓ガン・胆管がんに主に使われる腫瘍マーカー。
他に肝臓がん、大腸がん、膵炎、胆石、胆管炎でも上昇することがあります。
膵臓ガンでの陽性率は80%前後、
胆管ガンでは70%前後、
大腸ガンでは40%の陽性度。
胆石でも20%程度陽性になり、
他に肝炎や肝硬変でも陽性になることがある。
ただし、良性疾患の場合は100を越えることは少ない。
    
CEAは大腸がん、胃がん、膵臓がん、肺がん、肝臓がん、食道がん、乳がん、子宮がん、卵巣がんなどで上昇。
異常値に該当する病気が多く、的が絞りにくく、
早期がんでの陽性率は非常に低い。
肝硬変、肝炎、肺疾患、潰瘍性大腸炎や
喫煙者でも高値を示すことがある。

CA19-9とCEAと両方が陽性であれば
膵臓ガンの可能性が高くなるということなのでしょう。
というわけで、膵臓がんの疑いがある場合にはセット検査されるようです。

ちなみに、こういった腫瘍マーカーの検査は
「悪性腫瘍がある場合か、非常に疑わしい場合」
のみ検査することができるというのが原則です。
(急性膵炎・慢性膵炎におけるエラスターゼ1や
 家族性大腸腺腫症に対してのCEAという例外はあります)

だから、この検査をするためには
便宜上「膵臓ガンの疑い」という病名がカルテに書かれます。

病名を加えてレセプトを通すというのはよくあることですが
これは不正請求とは同列には語れません。
現在の保険診療では
病名で使えるお薬や治療が決まっているので致し方ないようです。