このところ農水産大臣が「豚ミンチが・・・、コロッケが・・・」なんて、晩御飯のおかずを考えている主婦みたいなことを大真面目で会見してたりして、なかなか笑えます。
ところで、あの“加藤の乱”の加藤紘一自民党元幹事長が「強いリベラル」という著書を出版し、小泉政治について「市場原理主義が地域・会社・家庭という共同体を破壊し、格差社会をもたらした。」と批判。
今日の社会情勢について、「格差社会で下に吐き出された人々が糸の切れた風船となり、閉塞感の中で、現状を変えてくれそうな『英雄』に一気になびく危険な状態」と指摘しているそうです。
個人的には、特に若い人達の間で“反日的”などという、かつての“非国民”“売国奴”を連想させるようなレッテル貼りが横行する、閉塞感のなかの攻撃的傾向に馴染めない危ういものを感じます。
強いリベラル・・・中身はよくわかりませんが、語感としては悪くないないですね。
加藤氏はこの前の挫折を経験して、ひとまわり成長した・・・との評価もあるようです。
保守化の動きが目立つ政治の世界で今後頑張って欲しいとは思いますが、先のダメージが大きすぎて政界中央への復帰は無理でしょうね・・・。
写真は沖縄の“平和の礎”
(“flickr”より By kristi-san)