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(ソンボー・プレイ・クック遺跡 木に飲み込まれた祠)
【夜のコンポントムで日本人大集団に遭遇】
カンボジアを旅行中です。
アンコールワットなどの観光地シェムリアップで6泊したのち、昨日はコントンポムに移動。
新たに世界遺産に登録されたソンボー・プレイ・クック遺跡に近い町です。
そのホテルについては昨日ブログで取り上げましたが、近くに食事ができる場所も見当たらなかったので、夕食は仕方なくホテルのレストランで。(高いだけで、ローカル色もないホテル・レストランは通常は敬遠しています)
客がほとんどいないようにも見えたホテルですが、レストランに行くと、日本人の大集団が着席していました。
40人近い人数です。
ソンボー・プレイ・クック遺跡は世界遺産に登録されたと言え、非常にマイナーな観光地です。
どうして、こんな日本人大集団がこんな場所にいるのだろうか?と不思議に感じました。
考えられるコースとしては、超有名なアンコールワット、最近人気も出てきたプレア・ヴィヘアと併せて「カンボジア三大世界遺産めぐり」といったツアーでしょうか?
それにしては大集団すぎる感も。
ソンボー・プレイ・クック遺跡のようなマイナーな遺跡を組み込んだツアーを企画する旅行社なら、今後の参考にもしようと思い、団体客が食事を終えたところでその一人に「どういうコースで回られているのですか?」と尋ねてみました。
「食事しただけで、これからシェムリアップにバス移動です。」
「近くのソンボー・プレイ・クック遺跡を見てこられたのですか?」
「いえ。今日は移動だけです。」
時間は夜の8時半頃。
おそらくプノンペンからの移動途中に、食事のためだけにこのコンポントムのホテルに立ち寄ったようです。
これからシェムリアップへということになると、到着は夜中の11時頃でしょう。
せっかくソンボー・プレイ・クック遺跡の近くまできているのに、もったいない・・・・とは思いましたが、余計なお世話ですから「そうですか、お気をつけて」と別れました。
今朝の朝食はホテル近くの店で。(昨夜はやっていなかったようですが、明るいうちだけの営業でしょうか)
店先の料理を指さして、「ライスの上にこれと、これを」ってな感じで。
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結局、牛肉と目玉焼きをライスに乗せた、超定番「ロック・ラック」になりましたが、カンボジアで食べたなかでは一番美味しかったかも。値段は約90円。
向かいの学校から子供たちがワラワラとやってきて、同じような朝食を食べます。
こういうところで、こんな食事をしていれば、旅行中の食費はあまりかかりません。
(ちなみに、昼のフランパンサンドイッチが約130円)でしたので、朝・昼の合計が230円ほどですみました。
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(親子4人も朝食を買いに来ます)
【プノンペン行きのバスに乗る・・・というのも一苦労】
でもって、今日は朝の涼しい時間帯にソンボー・プレイ・クック遺跡を回ってきました。
非常に面白い遺跡ですが、その話は旅行ブログの方で。
遺跡観光後、コンポントム市街に戻り、プノンペン行きのバスに乗車。
と、簡単に言いますが、慣れない人間には始発駅でもない場所でバスを捕まえるのは非常に難しい作業です。
遺跡までを往復したトゥクトゥクのドラーバーがチケットを買う場所(バスステーションといったものではなく、看板を立てた路上で女性がチケットを売っているだけの場所です)まで連れていってくれましたが、何時にバスが来るのかなど、詳細はよくわかりません。
とにかく、そこで待てばいいようなので、待ちます。
でも、プノンペン行きは反対車線を通るはずで、ここで待っていいのだろうか?ととても不安。
「あと10分ぐらい」なんて言われてから30分ほどたちますが、それらしきバスは来ません。
1台やってきたので、私も立ち上がったところ、「違う。お前は反対方向のバスだ」と。
一応、私がプノンペンに行くということは正しく認識されているようで、一安心。
それなら、とにかく腰を落ち着けて待つか・・・と、路上の椅子に腰かけて、近くの屋台で買ったフランスパンのサンドイッチみたいなものをかじります。
そうこうしていると、チケット売りの女性が「バスが来た!」とのこと。
どうやら反対車線のバスに走ってかけつけるようです。
交通量の多い市街中心部の広い道路で信号もありませんから、走って渡るといっても簡単ではありません。
幸い、その女性が一緒に行ってくれたからいいようなものの、一人だと命がけです。
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なんだかんだで、プノンペン行きバスに乗車できました。
これで、明日の帰国フライト(朝の8時、ということは、ホテルを5時半ぐらいに出る必要があります)にさえ乗り遅れなければ、今回の旅行も無事終了です。(もっとも、明日は夜に関空に到着後、近くで宿泊して、鹿児島へは明後日のフライトですが)
プノンペンのホテルで、ほっとした気分でこのブログを書いています。